ジャパンカップ 2ヶ月前見解
今回のジャパンカップについて毎日王冠前に撮影した動画が、現在 競馬最強の法則 特設サイト で公開されているのですが、その収録に際して言いたいことをメモにしておいたので、それを公開します。自分用の走り書きなので、誤字脱字や文章的に変なところがあるかもしれませんが、そんなことはお構いなしに。
-----
・ウオッカ
東京専用と言われるほどの東京巧者、ラップタイムからもそれは明らか。心配な点は、マイルにも対応できるほどのスピード。つまりは、その副作用。2009ヴィクトリアマイルも安田記念も、速い馬に引っ張られて助かった面もある。2008毎日王冠のように、行きっぷりが良すぎて逃げる形になってしまうと不安な面も。前年の天皇賞(秋)はダイワスカーレットが引っ張ってくれたが、今年引っ張ってくれる馬はいるのか? しかしこの馬には距離の壁のようなモノがある。3歳時にダービーを勝ってしまったことでかなりカモフラージュされているが、その成績は一般に思われているよりも、ずっと顕著。1600m9戦7勝、1700m以上13戦2勝。2008天皇賞(秋)はハイペースに助けられた面もある。むしろ東京を無視してマイルCSに行ったほうがいいのかも知れないと思えるほど。2000mの天皇賞(秋)よりも、2400mのジャパンカップではさらに深刻。
ウオッカの距離別成績
1600m 9戦【7-2-0-0】
1700〜2000m 7戦【1-2-1-3】天皇賞(秋)1着
2100m以上 6戦【1-0-1-4】日本ダービー1着
※2009.6.7現在
※毎日王冠、天皇賞(秋)を消化して、現在1700〜2000mは9戦【1-3-2-3】
・ドリームジャーニー
ディープスカイやイコピコよりも強い勝ち方をした2007神戸新聞杯勝ち馬が、紆余曲折を経てやっと東京の芝2400mに登場するかも。
神戸新聞杯 2007〜2009年のラップタイム比較
12.5-10.8-12.2-11.7-11.6-12.5-12.8-12.8-12.4-11.4-11.4-12.6 ▼10±0△12
12.9-11.4-12.3-12.5-12.2-12.4-12.4-11.9-11.6-11.2-11.9-12.6 ▼4△7△7
12.6-10.8-12.1-12.5-12.3-12.2-12.7-12.4-12.1-11.3-11.5-11.7 ▼8△2△2
一時期の不振はマイル路線への転向が原因。昨秋の天皇賞(秋)10着(有馬記念4着)は、平坦戦になってしまったことが原因。
ちなみに、これは「ラップギア」と共通する考え方だが、瞬発力を発揮したあとにどれだけ減速したかを気にする必要はない。勝負どころにいたるまでのプロセスと、そこで発揮された瞬間的な力、もしくは勝負どころ1ハロンでどれだけバテずに耐えられるか。現代のサラブレッドに求められる特性とは、そういうものではないかと考えている。
・マツリダゴッホ
世間的には中山専用と言われているが、昨年のJCでは差のない4着。しかも直線早々に先頭に立ったにも関わらず、ウオッカの差しを凌ぎ、最後まで互角の叩き合いを見せていた。つまり、この馬の好走には距離とペースも鍵になるのではないかと。この馬がオープンに上がって以降、中山で走ったレースはすべて2200m以上。中山以外でのレースは香港でのレースも含めて6戦あり、実はこれがすべて2000mだったりする(天皇賞(秋)を経過して7戦)。
要するに2000mの距離はこの馬にとっては忙しすぎ、2200m以上で前半楽にレースを運べるなら、東京コースでも通用する下地はある。2008有馬記念は2500mながら、ダイワスカーレットが2000mのような流れに持ち込んでしまった。2200m以上でハイペースにならないことが条件。3歳リーチザクラウンの動向次第だが、2000m天皇賞(秋)では用なし、2400mジャパンカップなら東京コースでも有力。
・オウケンブルースリ
意外と瞬発力に秀でた馬。現時点ではG1出走不可能な賞金順位だが、逆に言うと、仮にここに出ているなら京都大賞典を勝っているということ。もし出られているようなら、ジャパンカップでは当然有力。天皇賞(秋)には向かない。
-----
…しかしその時点では
◎ドリームジャーニー
○マツリダゴッホ
▲オウケンブルースリ
という感じの印を付けていたと記憶しているのだが、◎ドリームジャーニーも○マツリダゴッホも特別登録にすら名前がなかった。両馬とも距離不足の天皇賞(秋)を使ってから有馬記念へ直行とのこと。もったいない。東京芝2400mが合わないはずはないと思うんだけどなー。
-----
・ウオッカ
東京専用と言われるほどの東京巧者、ラップタイムからもそれは明らか。心配な点は、マイルにも対応できるほどのスピード。つまりは、その副作用。2009ヴィクトリアマイルも安田記念も、速い馬に引っ張られて助かった面もある。2008毎日王冠のように、行きっぷりが良すぎて逃げる形になってしまうと不安な面も。前年の天皇賞(秋)はダイワスカーレットが引っ張ってくれたが、今年引っ張ってくれる馬はいるのか? しかしこの馬には距離の壁のようなモノがある。3歳時にダービーを勝ってしまったことでかなりカモフラージュされているが、その成績は一般に思われているよりも、ずっと顕著。1600m9戦7勝、1700m以上13戦2勝。2008天皇賞(秋)はハイペースに助けられた面もある。むしろ東京を無視してマイルCSに行ったほうがいいのかも知れないと思えるほど。2000mの天皇賞(秋)よりも、2400mのジャパンカップではさらに深刻。
ウオッカの距離別成績
1600m 9戦【7-2-0-0】
1700〜2000m 7戦【1-2-1-3】天皇賞(秋)1着
2100m以上 6戦【1-0-1-4】日本ダービー1着
※2009.6.7現在
※毎日王冠、天皇賞(秋)を消化して、現在1700〜2000mは9戦【1-3-2-3】
・ドリームジャーニー
ディープスカイやイコピコよりも強い勝ち方をした2007神戸新聞杯勝ち馬が、紆余曲折を経てやっと東京の芝2400mに登場するかも。
神戸新聞杯 2007〜2009年のラップタイム比較
12.5-10.8-12.2-11.7-11.6-12.5-12.8-12.8-12.4-11.4-11.4-12.6 ▼10±0△12
12.9-11.4-12.3-12.5-12.2-12.4-12.4-11.9-11.6-11.2-11.9-12.6 ▼4△7△7
12.6-10.8-12.1-12.5-12.3-12.2-12.7-12.4-12.1-11.3-11.5-11.7 ▼8△2△2
一時期の不振はマイル路線への転向が原因。昨秋の天皇賞(秋)10着(有馬記念4着)は、平坦戦になってしまったことが原因。
ちなみに、これは「ラップギア」と共通する考え方だが、瞬発力を発揮したあとにどれだけ減速したかを気にする必要はない。勝負どころにいたるまでのプロセスと、そこで発揮された瞬間的な力、もしくは勝負どころ1ハロンでどれだけバテずに耐えられるか。現代のサラブレッドに求められる特性とは、そういうものではないかと考えている。
・マツリダゴッホ
世間的には中山専用と言われているが、昨年のJCでは差のない4着。しかも直線早々に先頭に立ったにも関わらず、ウオッカの差しを凌ぎ、最後まで互角の叩き合いを見せていた。つまり、この馬の好走には距離とペースも鍵になるのではないかと。この馬がオープンに上がって以降、中山で走ったレースはすべて2200m以上。中山以外でのレースは香港でのレースも含めて6戦あり、実はこれがすべて2000mだったりする(天皇賞(秋)を経過して7戦)。
要するに2000mの距離はこの馬にとっては忙しすぎ、2200m以上で前半楽にレースを運べるなら、東京コースでも通用する下地はある。2008有馬記念は2500mながら、ダイワスカーレットが2000mのような流れに持ち込んでしまった。2200m以上でハイペースにならないことが条件。3歳リーチザクラウンの動向次第だが、2000m天皇賞(秋)では用なし、2400mジャパンカップなら東京コースでも有力。
・オウケンブルースリ
意外と瞬発力に秀でた馬。現時点ではG1出走不可能な賞金順位だが、逆に言うと、仮にここに出ているなら京都大賞典を勝っているということ。もし出られているようなら、ジャパンカップでは当然有力。天皇賞(秋)には向かない。
-----
…しかしその時点では
◎ドリームジャーニー
○マツリダゴッホ
▲オウケンブルースリ
という感じの印を付けていたと記憶しているのだが、◎ドリームジャーニーも○マツリダゴッホも特別登録にすら名前がなかった。両馬とも距離不足の天皇賞(秋)を使ってから有馬記念へ直行とのこと。もったいない。東京芝2400mが合わないはずはないと思うんだけどなー。
00:15│その他