予想の第一義は当てることがあるべきか?
札幌記念の回顧ついでに。
実は金鯱賞以来、20戦ぶりに重賞で◎の馬が勝ってくれました。勝ってくれたのは金鯱賞でも◎を打っていたアーネストリー。その間◎の2着3着は多いのだけど、単勝225倍の馬に◎を打ったりしてて1着は全くナシ。特にこの時期は1週1重賞が続いていたので、体感的にはここ数年で一番と思えるほど、重賞での不的中期間が長かった。
何が言いたいのかというと、これが好調とか不調とかそういう話ではなくて、勝率20%を指標としていても(確率的には5回に1勝)、これぐらい簡単に19連敗みたいなことができてしまうということ。
なぜならば、自分は全部当てるつもりで◎を打っているわけではありませんので。要するに、的中率と回収率はある程度反比例する。つまり、当てすぎてはいけない…という考えが根底にあるんです。
言ってしまうと、 「全部当てるつもりで打つ◎」 でプラスに持っていく自信など、まったく有りません。…というより、的中率と回収率が反比例する以上、ほとんど無理なことだとさえ思っています。100%当たる全的中でもない限り。
的中率と回収率のバランスを考えた場合、理想的なのは2番人気の勝率(約19%)で、3番人気相当の配当(約610円)、できれば4番人気相当の配当(約870円)を取ることだと考え至っています。
勝率の19%を20%に簡略化して計算すると、
610円の配当を5回に1回とれば(勝率20%)、610*0.2=回収率122%。
870円の配当を5回に1回とれば(勝率20%)、870*0.2=回収率174%。
ちなみに1番人気の勝率は約33%、平均配当は約230円なので、230*0.33=回収率75.9%。2番人気の勝率は約19%、平均配当は約420円なので、420*0.19=回収率79.8%。
しかし、だからと言って単純に3番人気(勝率約14%)や4番人気(勝率約9%)の馬を狙っていても勝率を下げるだけ。経験上、レース勝率10%以下を前提としてしまうと、精神的にかなり厳しかったりします。
…と言うのも、20%を指標としても上記のような有様であるように、10%以下なら40連敗、60連敗も珍しくはなく。ホントいつ当たるか分からなくなる、自分自身でさえも信じられなくなってしまいますので。
当然、上記の計算なら1番人気の勝率(約33%)で勝てる2番人気の馬(平均配当420円)が分かるのなら(420*0.33=139%)、精神衛生的にもそれが一番良いのでしょう。何より、的中は心の栄養ドリンクです。
しかし自分には無理ですね。たとえば考えに考えて3番人気の勝率(約14%)を2番人気の勝率(約19%)に押し上げることはできたとしても(5%UP)、2番人気の勝率(約19%)を1番人気の勝率(約33%)に押し上げること(14%UP)とは話が違います。
もちろん、それを目指すことを否定するものではありません。あくまで「自分には無理だ」という話であって、それを目指しつつ、それに近いところまで持って行っている方は尊敬に値すると思います。でもね、現実的に100%を120%にすることは、80%を100%にすることの3倍難しいんですよ。
まぁこういった考え方は 単行本 『ラップギア』 のP26〜P31辺りにも書いているのですが、大前提として 「より高確率で当てること」 を第一義としているワケではないので、まずはそこを理解して頂きたいところ。なぜって、自分も含め、ほとんどの人がオッズ情報以上の高的中率理論を持ち合わせていないと思うからです(回収率は別として)。
もしかすると「人に見てもらうためだけのモノ」なら、予想の第一義は「当てること」なのかも知れません。しかし自分の場合は人に見てもらうモノである以前に、自分が利用するためのモノです。だから重賞で◎が19戦連続で敗れたとしても、理論がダメだからと断定するには至らないのですよ。元々「より高確率で当てること」に重きを置いているものではありませんので。
実は金鯱賞以来、20戦ぶりに重賞で◎の馬が勝ってくれました。勝ってくれたのは金鯱賞でも◎を打っていたアーネストリー。その間◎の2着3着は多いのだけど、単勝225倍の馬に◎を打ったりしてて1着は全くナシ。特にこの時期は1週1重賞が続いていたので、体感的にはここ数年で一番と思えるほど、重賞での不的中期間が長かった。
何が言いたいのかというと、これが好調とか不調とかそういう話ではなくて、勝率20%を指標としていても(確率的には5回に1勝)、これぐらい簡単に19連敗みたいなことができてしまうということ。
なぜならば、自分は全部当てるつもりで◎を打っているわけではありませんので。要するに、的中率と回収率はある程度反比例する。つまり、当てすぎてはいけない…という考えが根底にあるんです。
言ってしまうと、 「全部当てるつもりで打つ◎」 でプラスに持っていく自信など、まったく有りません。…というより、的中率と回収率が反比例する以上、ほとんど無理なことだとさえ思っています。100%当たる全的中でもない限り。
的中率と回収率のバランスを考えた場合、理想的なのは2番人気の勝率(約19%)で、3番人気相当の配当(約610円)、できれば4番人気相当の配当(約870円)を取ることだと考え至っています。
勝率の19%を20%に簡略化して計算すると、
610円の配当を5回に1回とれば(勝率20%)、610*0.2=回収率122%。
870円の配当を5回に1回とれば(勝率20%)、870*0.2=回収率174%。
ちなみに1番人気の勝率は約33%、平均配当は約230円なので、230*0.33=回収率75.9%。2番人気の勝率は約19%、平均配当は約420円なので、420*0.19=回収率79.8%。
しかし、だからと言って単純に3番人気(勝率約14%)や4番人気(勝率約9%)の馬を狙っていても勝率を下げるだけ。経験上、レース勝率10%以下を前提としてしまうと、精神的にかなり厳しかったりします。
…と言うのも、20%を指標としても上記のような有様であるように、10%以下なら40連敗、60連敗も珍しくはなく。ホントいつ当たるか分からなくなる、自分自身でさえも信じられなくなってしまいますので。
当然、上記の計算なら1番人気の勝率(約33%)で勝てる2番人気の馬(平均配当420円)が分かるのなら(420*0.33=139%)、精神衛生的にもそれが一番良いのでしょう。何より、的中は心の栄養ドリンクです。
しかし自分には無理ですね。たとえば考えに考えて3番人気の勝率(約14%)を2番人気の勝率(約19%)に押し上げることはできたとしても(5%UP)、2番人気の勝率(約19%)を1番人気の勝率(約33%)に押し上げること(14%UP)とは話が違います。
もちろん、それを目指すことを否定するものではありません。あくまで「自分には無理だ」という話であって、それを目指しつつ、それに近いところまで持って行っている方は尊敬に値すると思います。でもね、現実的に100%を120%にすることは、80%を100%にすることの3倍難しいんですよ。
まぁこういった考え方は 単行本 『ラップギア』 のP26〜P31辺りにも書いているのですが、大前提として 「より高確率で当てること」 を第一義としているワケではないので、まずはそこを理解して頂きたいところ。なぜって、自分も含め、ほとんどの人がオッズ情報以上の高的中率理論を持ち合わせていないと思うからです(回収率は別として)。
もしかすると「人に見てもらうためだけのモノ」なら、予想の第一義は「当てること」なのかも知れません。しかし自分の場合は人に見てもらうモノである以前に、自分が利用するためのモノです。だから重賞で◎が19戦連続で敗れたとしても、理論がダメだからと断定するには至らないのですよ。元々「より高確率で当てること」に重きを置いているものではありませんので。