【マイラーズC 回顧】(本命ドリパス)
人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)
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【マイラーズC 回顧】
12.4-11.0-11.6-11.6-11.4-10.9-11.5-11.9 =1.32.3
(35.0-23.0-34.3) ▼5△6△4 瞬発戦
数人の騎手がレース後「スローペース」という言葉を口にしていました。
本当にそうでしょうか?
07〜10年のこのレースの平均ラップは以下の通り。
35.35-23.61-34.20 =1.33.15
テンの3Fは平均よりも0.35秒、中盤は平均よりも0.61秒も速いペースでのレースでした。
馬場差があるので単純に比較は出来ませんが少なくとも中盤の2Fはかなり速いペースだったと思います。
逃げたシルポートが1着(7番人気)、2番手追走のクレバートウショウが2着(14番人気)という結果から出たコメントではないかと思ってしまいます。
このレースの特徴は中盤の速さで近年の安田記念の平均ラップが23.34秒なので本番よりも速くなっています。
上がり3Fでの勝負ではなく中盤で勝負した小牧Jの好騎乗だったと思います。
中盤が速く▼5という加速で突き放したにも関わらずラスト1Fが12秒台にならなかったのでシルポートにとっては有利だった馬場だとは推測できます。
しかし、それだけで勝利したと思われるのであれば本番での再現可能かもしれません。
逃げ馬は舐められたら買いです。
(とはいえシルポートは今回瞬発指数1位タイなんですよね)
シルポートにとっての課題は安田記念ではテンの3Fが速くなりがち(平均34.1秒)でここが勝負になってくるでしょう。
スローペースのレースだったというのが本当なのであればそれは2番手以降の馬達です。
クレバートウショウはシルポートとは若干離れた距離での2番手追走だったのでシルポート以外の馬にしたらスローペースの上がり勝負という内容という可能性はあります。
1番人気のダノンヨーヨーは3着。
今回から内田Jが手綱を取ることとなって今までの追い込み一辺倒の競馬ではなく前目の位置に付けて来ました。
前に付けても重賞で好走できたのは収穫。
しかし、シルポートはともかくクレバートウショウを捕まえ切れなかったのは不満。
直線に入っての勢い(加速)は十分あったように見えましたがラスト1Fでは脚が鈍っての3着。
結局のところ使える脚が短くて前の位置でも後ろの位置でも(重賞では)他人任せのレースしか出来ないのかもしれません。
但し、次走も内田Jが騎乗してくればその辺り十分対策してくる可能性もあります。
2番人気のゴールスキーはまさかの15着。
展開に負けたとも思えません。
近3走に比べればテンの3Fは遅いのにいつもよりも後方に下がってしまったことからも体調か何か悪いのかもしれません。
一番痛かったのは賞金を加算できなかったこと。
今回のレースでさえ18番目のボーダーでの出走だったので安田記念に出走するにはもう1走して勝利しないと厳しいでしょう。
もし体調がイマイチだとすればその1走での好走も厳しいはずで...。
どうやら今年の安田記念は大混戦となりそうな予感です。
(本命ドリパス)
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本当にそうでしょうか?
07〜10年のこのレースの平均ラップは以下の通り。
35.35-23.61-34.20 =1.33.15
テンの3Fは平均よりも0.35秒、中盤は平均よりも0.61秒も速いペースでのレースでした。
馬場差があるので単純に比較は出来ませんが少なくとも中盤の2Fはかなり速いペースだったと思います。
逃げたシルポートが1着(7番人気)、2番手追走のクレバートウショウが2着(14番人気)という結果から出たコメントではないかと思ってしまいます。
このレースの特徴は中盤の速さで近年の安田記念の平均ラップが23.34秒なので本番よりも速くなっています。
上がり3Fでの勝負ではなく中盤で勝負した小牧Jの好騎乗だったと思います。
中盤が速く▼5という加速で突き放したにも関わらずラスト1Fが12秒台にならなかったのでシルポートにとっては有利だった馬場だとは推測できます。
しかし、それだけで勝利したと思われるのであれば本番での再現可能かもしれません。
逃げ馬は舐められたら買いです。
(とはいえシルポートは今回瞬発指数1位タイなんですよね)
シルポートにとっての課題は安田記念ではテンの3Fが速くなりがち(平均34.1秒)でここが勝負になってくるでしょう。
スローペースのレースだったというのが本当なのであればそれは2番手以降の馬達です。
クレバートウショウはシルポートとは若干離れた距離での2番手追走だったのでシルポート以外の馬にしたらスローペースの上がり勝負という内容という可能性はあります。
1番人気のダノンヨーヨーは3着。
今回から内田Jが手綱を取ることとなって今までの追い込み一辺倒の競馬ではなく前目の位置に付けて来ました。
前に付けても重賞で好走できたのは収穫。
しかし、シルポートはともかくクレバートウショウを捕まえ切れなかったのは不満。
直線に入っての勢い(加速)は十分あったように見えましたがラスト1Fでは脚が鈍っての3着。
結局のところ使える脚が短くて前の位置でも後ろの位置でも(重賞では)他人任せのレースしか出来ないのかもしれません。
但し、次走も内田Jが騎乗してくればその辺り十分対策してくる可能性もあります。
2番人気のゴールスキーはまさかの15着。
展開に負けたとも思えません。
近3走に比べればテンの3Fは遅いのにいつもよりも後方に下がってしまったことからも体調か何か悪いのかもしれません。
一番痛かったのは賞金を加算できなかったこと。
今回のレースでさえ18番目のボーダーでの出走だったので安田記念に出走するにはもう1走して勝利しないと厳しいでしょう。
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