◆2015 桜花賞 予想より、一部抜粋
◆2015 桜花賞 予想より、一部抜粋
競馬最強の法則WEB ラップギア 桜花賞予想より、一部抜粋
(中略)
(8)ルージュバックは皐月賞にこそ出るべき馬だったと思っている。牡馬で言えば、ダービーではなく、皐月賞向き。そして皐月賞なら牡馬相手にも互角以上の競馬ができる馬だとも。それはつまり瞬発力に秀でた馬ではなく、持続力が売り物の馬ではないかと考えているということだ。
過去3戦、どのレース映像を見ても一瞬でグイッと伸びるところがなく、ジワジワと前を追いつめ、捉えたあともジワジワと差を広げて行く。とくに一番強い競馬を見せたきさらぎ賞、このレースがラップギア「▼4▼1±0」の平坦戦であった点は見逃せない。「強い馬」と「死角のない馬」は同義に語るべきではなく、そういった点、今回の(8)ルージュバックについては、瞬発力勝負が向かない可能性も見える、適性的に死角のある馬ということになる。
次に桜花賞というレースの質について語ろうか。阪神ジュベナイルフィリーズとチューリップ賞、そして桜花賞はすべて阪神芝1600mという同一コースで施行されるのだが、それぞれのレースにはちょっとした特徴がある。
阪神ジュベナイルフィリーズを基準にすると、少頭数のチューリップ賞はスローからの瞬発力勝負になりやすく、それでも求められる瞬発力は阪神JFと同程度。阪神JF勝ち馬の3馬身後ろから、同程度の末脚を見せれば勝てる計算になる。
一転して、桜花賞は阪神JFと同程度のペースで前半が流れる。そして求められる末脚は阪神JFよりも2馬身先。つまり桜花賞はチューリップ賞より二枚も三枚も上の能力が求められるレースにだと言えよう。
しかし、だからといって桜花賞で求められるのは末脚の持続力ではない。瞬発力。絶対的な瞬発力。過去の勝ち馬(2007年以降)を見ても瞬発特化型の馬がほとんどで、そういった意味で、平坦戦きさらぎ賞で強い競馬を見せた(8)ルージュバックはどうかと思えたのだ。そしてそのラインで考えれば、同じく「▼3△1△5」平坦戦のフィリーズレビューで強い競馬を見せた(13)クイーンズリング (3番人気) も好ましくはない。
(15)ココロノアイはチューリップ賞の勝ち馬。この馬も平坦戦で1度連対してはいるのだが、こちらは新馬戦で2着に敗れたときのもの。その点、(8)ルージュバックや(13)クイーンズリングよりも割り引く材料は少ないと考えている。
ただ、この馬の評価を一気に押し上げたチューリップ賞、このレースのレベルについてはちょっと疑問が残るところ。今年のチューリップ賞は重馬場施行、勝ち時計が1分37秒7と遅いのは仕方のないこととして、前半、後半のタイム比率がちょっとした問題だ。
その比率を例年の阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞にスライドして当てはめると、阪神JF勝ちのレベルにはなるのだが、桜花賞にはそれでも1馬身ほど足りないということに。さて、この1馬身をどう捉えるべきか。
阪神JFからチューリップ賞まで3ヶ月の期間があるので、阪神JFの3着馬が3ヶ月で阪神JF勝ちのレベルにまで成長しているのは不思議ではないところだが、そこから1ヵ月でさらに2馬身先の桜花賞レベルにまで成長できるものかどうか。ちょっと考えさせられるところではある。
しかもそのチューリップ賞で(15)ココロノアイを語るなら、単純に阪神ジュベナイルフィリーズ2着の(6)レッツゴードンキのほうが上ではないかということにも。チューリップ賞の(15)ココロノアイが見せた競馬は、あくまで例年の(平均的な)阪神JF勝ちレベル。そして(6)レッツゴードンキが2着に入った2014年の阪神JFが例年よりも上のレベルだったとしたら?
阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬のショウナンアデラは、順調に来ていれば(8)ルージュバックと人気を二分していたと言われるほどの馬。(後に骨折が判明するのだが)調整が遅れて桜花賞ぶっつけプランが発表される前までは確かににそう言われていたはず。(8)ルージュバックがきさらぎ賞を勝った2月8日から、約2週間ほどの話だ。
それだけの高評価を得たショウナンアデラを相手に、ゴール前5mまで先頭、残り50m地点では阪神JF勝ちをほぼ手中にしていたのが、他でもない、この(6)レッツゴードンキだったのだ。その評価、チューリップ賞勝ちでも(8)ルージュバックの人気に遠く及ばない(15)ココロノアイとは大きな差があるようにも見える。
実際にそれだけの競馬を見せている(6)レッツゴードンキが、チューリップ賞3着の敗戦だけで大きく人気を落とすことになった。逃げる形になっての敗戦が、(6)レッツゴードンキの実力だと思われているということだろうか。
クラシック戦線において、1度敗れた馬は途端に人気を落としがち。それゆえクラシック戦線の穴馬は「トライアルを人気で敗れた馬」と相場が決まっているのだが、それらは少なくともその時点までは世代最強級だと思われる馬だったはずだ。
(8)ルージュバックや(13)クイーンズリングに不安を覚え、チューリップ賞3着が実力のすべてではないと思っているのなら、あくまで机上の計算ではあるが、(15)ココロノアイではなく(6)レッツゴードンキにこそすべてを託すべき。何せこの馬、「瞬3平0消0」の瞬発型。逃げて良さが出るはずがない。
(中略)
-----
レース後回顧
単勝10.2倍のレッツゴードンキ、逃げて圧勝しちゃいました。まぁそこは結果オーライってことで(笑) これはアレですよ。サイレンスズスカやダイワスカーレットのような、逃げて (逃げる形になっているけど) 差す競馬というヤツですな。レッツゴードンキ自体は紛れもなく差し競馬のラップを刻んでいたはず。
12.7-11.7-12.7-12.9-12.5-11.3-10.7-11.5
ついでに言うと、レッツゴードンキは “スローの逃げ” だから勝てたワケじゃないですよ。 2着との差は0.7秒。 (改装2007年以降の) 平均的な桜花賞のペースで逃げていたとしても、それでも0.1秒 〜 0.2秒の余裕があったはず。あくまで机上の計算ではありますが、平均ペースでも完勝といえる着差にはなっていたと思われます。
あと、レッツゴードンキの陣営は距離を気にしてオークスには向かわないと言っている模様。多分コレ、間違いでっせ。この桜花賞成績を加えて、同馬のラップギア適性値は「瞬4平0消0」。この並びのラップギア、距離はほとんど問題ないんですよ。
気性的にオークス以降はマイルを使った方が良さそうではあるけれど、オークスまでなら2400mも問題はないはず。たしかに母系短距離馬ですけどね、それでもラップギア「瞬4平0消0」の瞬発特化型なら、結構断言しちゃっても良いぐらい、そんなん関係ないんです。
皐月賞向きと評した、単勝1.6倍ルージュバックはやはり瞬発力不足。もしこれが正解ならオークスでも危険ですね。レッツゴードンキがオークスに行くとしても、それでもまだ1番人気はルージュバックかな? 秋になったら (瞬発力を必要としない) 秋華賞とかエリザベス女王杯を快勝したりして、「春はまだ馬が幼かった」「やっと本格化した」とか言われるのでしょう。ルージュバックはそんな仔です。
ルージュバックの敗因は大別して2つ。まず1つ目は位置取りが後ろすぎたこと。今回の桜花賞は超スローペースで、別にルージュバックが「過去に経験したことのないペース」というわけではなかったのに、それでも過去3戦よりも後ろに下げてしまったこと。具体的に言うと、桜花賞ラップ
12.7-11.7-12.7-12.9-12.5-11.3-10.7-11.5
で、ルージュバックが後退して行ったのは12秒7−12秒9の辺り、一番流れが緩んだ箇所。これは不可解だけど、多頭数で揉まれる競馬を経験していなかったことが起因かな?
2つ目は予想時に指摘しているとおり、瞬発力が足りなかったため。上記ラップで言うと、12秒5−11秒3の地点で、明らかに置かれています。それゆえに、仮に先行していたとしても、このペースで逃げたレッツゴードンキには敵わなかったでしょうね。ルージュバックの上がり3ハロンは33秒6、逃げたレッツゴードンキの33秒5よりも遅いのがその証拠。敗因がどちらか1つなら2着はあったと思いますが。
ちなみにこの桜花賞がどれぐらいのスローペースだったかと言うと、3歳未勝利はもちろん、2歳未勝利の平均よりも遅いペース。この数字は計算式非公開事項なのであまり出したくないんだけど、まぁ今回ぐらいは良いか。
3歳未勝利の平均が36秒6だとしたら2歳未勝利が36秒7。それに対しての、今回の桜花賞想定が35秒9で実際は37秒3。さすがに上がり3ハロン最下位のトーセンラークでも (上がり3ハロン) 34秒6、3歳未勝利の平均よりも速かったので、平均的な未勝利を勝てないレベルの馬はいなかったのだけど。
あと、この発言
http://lapgearblog.saikyo.k-ba.com/archives/1817707.html
これはもちろんレッツゴードンキのオッズを嘆いてのことでした。週半想定では単勝15倍、ルージュバックが1.2倍とかになるようなら20倍以上も期待できると思っていたのに、思ったほど人気が落ちなかったな、と。普通、3歳戦はみんな成績の汚れていない馬が大好きなはずなのにね。
要は単勝1.6倍ルージュバックに対して、ラップギア大勝利ということなのですよ。ラップギアとか嫌いな人も、「クラシックの穴馬はトライアルを人気で敗れた馬」というのは覚えておいたほうが良いですよ。敗因や着順に関係なくね。
たとえばこの桜花賞、チューリップ賞の 「2番人気、1番人気、4番人気」 の3頭で3連複344.8倍の万馬券。それぞれチューリップ賞 「2番人気3着、1番人気6着、4番人気11着」 で、桜花賞人気が 「5番人気、7番人気、8番人気」 だったので、この3頭の中でも一番不当に人気を下げていたのはレッツゴードンキでしたね。
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競馬最強の法則WEB ラップギア 桜花賞予想より、一部抜粋
(中略)
(8)ルージュバックは皐月賞にこそ出るべき馬だったと思っている。牡馬で言えば、ダービーではなく、皐月賞向き。そして皐月賞なら牡馬相手にも互角以上の競馬ができる馬だとも。それはつまり瞬発力に秀でた馬ではなく、持続力が売り物の馬ではないかと考えているということだ。
過去3戦、どのレース映像を見ても一瞬でグイッと伸びるところがなく、ジワジワと前を追いつめ、捉えたあともジワジワと差を広げて行く。とくに一番強い競馬を見せたきさらぎ賞、このレースがラップギア「▼4▼1±0」の平坦戦であった点は見逃せない。「強い馬」と「死角のない馬」は同義に語るべきではなく、そういった点、今回の(8)ルージュバックについては、瞬発力勝負が向かない可能性も見える、適性的に死角のある馬ということになる。
次に桜花賞というレースの質について語ろうか。阪神ジュベナイルフィリーズとチューリップ賞、そして桜花賞はすべて阪神芝1600mという同一コースで施行されるのだが、それぞれのレースにはちょっとした特徴がある。
阪神ジュベナイルフィリーズを基準にすると、少頭数のチューリップ賞はスローからの瞬発力勝負になりやすく、それでも求められる瞬発力は阪神JFと同程度。阪神JF勝ち馬の3馬身後ろから、同程度の末脚を見せれば勝てる計算になる。
一転して、桜花賞は阪神JFと同程度のペースで前半が流れる。そして求められる末脚は阪神JFよりも2馬身先。つまり桜花賞はチューリップ賞より二枚も三枚も上の能力が求められるレースにだと言えよう。
しかし、だからといって桜花賞で求められるのは末脚の持続力ではない。瞬発力。絶対的な瞬発力。過去の勝ち馬(2007年以降)を見ても瞬発特化型の馬がほとんどで、そういった意味で、平坦戦きさらぎ賞で強い競馬を見せた(8)ルージュバックはどうかと思えたのだ。そしてそのラインで考えれば、同じく「▼3△1△5」平坦戦のフィリーズレビューで強い競馬を見せた(13)クイーンズリング (3番人気) も好ましくはない。
(15)ココロノアイはチューリップ賞の勝ち馬。この馬も平坦戦で1度連対してはいるのだが、こちらは新馬戦で2着に敗れたときのもの。その点、(8)ルージュバックや(13)クイーンズリングよりも割り引く材料は少ないと考えている。
ただ、この馬の評価を一気に押し上げたチューリップ賞、このレースのレベルについてはちょっと疑問が残るところ。今年のチューリップ賞は重馬場施行、勝ち時計が1分37秒7と遅いのは仕方のないこととして、前半、後半のタイム比率がちょっとした問題だ。
その比率を例年の阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞にスライドして当てはめると、阪神JF勝ちのレベルにはなるのだが、桜花賞にはそれでも1馬身ほど足りないということに。さて、この1馬身をどう捉えるべきか。
阪神JFからチューリップ賞まで3ヶ月の期間があるので、阪神JFの3着馬が3ヶ月で阪神JF勝ちのレベルにまで成長しているのは不思議ではないところだが、そこから1ヵ月でさらに2馬身先の桜花賞レベルにまで成長できるものかどうか。ちょっと考えさせられるところではある。
しかもそのチューリップ賞で(15)ココロノアイを語るなら、単純に阪神ジュベナイルフィリーズ2着の(6)レッツゴードンキのほうが上ではないかということにも。チューリップ賞の(15)ココロノアイが見せた競馬は、あくまで例年の(平均的な)阪神JF勝ちレベル。そして(6)レッツゴードンキが2着に入った2014年の阪神JFが例年よりも上のレベルだったとしたら?
阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬のショウナンアデラは、順調に来ていれば(8)ルージュバックと人気を二分していたと言われるほどの馬。(後に骨折が判明するのだが)調整が遅れて桜花賞ぶっつけプランが発表される前までは確かににそう言われていたはず。(8)ルージュバックがきさらぎ賞を勝った2月8日から、約2週間ほどの話だ。
それだけの高評価を得たショウナンアデラを相手に、ゴール前5mまで先頭、残り50m地点では阪神JF勝ちをほぼ手中にしていたのが、他でもない、この(6)レッツゴードンキだったのだ。その評価、チューリップ賞勝ちでも(8)ルージュバックの人気に遠く及ばない(15)ココロノアイとは大きな差があるようにも見える。
実際にそれだけの競馬を見せている(6)レッツゴードンキが、チューリップ賞3着の敗戦だけで大きく人気を落とすことになった。逃げる形になっての敗戦が、(6)レッツゴードンキの実力だと思われているということだろうか。
クラシック戦線において、1度敗れた馬は途端に人気を落としがち。それゆえクラシック戦線の穴馬は「トライアルを人気で敗れた馬」と相場が決まっているのだが、それらは少なくともその時点までは世代最強級だと思われる馬だったはずだ。
(8)ルージュバックや(13)クイーンズリングに不安を覚え、チューリップ賞3着が実力のすべてではないと思っているのなら、あくまで机上の計算ではあるが、(15)ココロノアイではなく(6)レッツゴードンキにこそすべてを託すべき。何せこの馬、「瞬3平0消0」の瞬発型。逃げて良さが出るはずがない。
(中略)
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レース後回顧
単勝10.2倍のレッツゴードンキ、逃げて圧勝しちゃいました。まぁそこは結果オーライってことで(笑) これはアレですよ。サイレンスズスカやダイワスカーレットのような、逃げて (逃げる形になっているけど) 差す競馬というヤツですな。レッツゴードンキ自体は紛れもなく差し競馬のラップを刻んでいたはず。
12.7-11.7-12.7-12.9-12.5-11.3-10.7-11.5
ついでに言うと、レッツゴードンキは “スローの逃げ” だから勝てたワケじゃないですよ。 2着との差は0.7秒。 (改装2007年以降の) 平均的な桜花賞のペースで逃げていたとしても、それでも0.1秒 〜 0.2秒の余裕があったはず。あくまで机上の計算ではありますが、平均ペースでも完勝といえる着差にはなっていたと思われます。
あと、レッツゴードンキの陣営は距離を気にしてオークスには向かわないと言っている模様。多分コレ、間違いでっせ。この桜花賞成績を加えて、同馬のラップギア適性値は「瞬4平0消0」。この並びのラップギア、距離はほとんど問題ないんですよ。
気性的にオークス以降はマイルを使った方が良さそうではあるけれど、オークスまでなら2400mも問題はないはず。たしかに母系短距離馬ですけどね、それでもラップギア「瞬4平0消0」の瞬発特化型なら、結構断言しちゃっても良いぐらい、そんなん関係ないんです。
皐月賞向きと評した、単勝1.6倍ルージュバックはやはり瞬発力不足。もしこれが正解ならオークスでも危険ですね。レッツゴードンキがオークスに行くとしても、それでもまだ1番人気はルージュバックかな? 秋になったら (瞬発力を必要としない) 秋華賞とかエリザベス女王杯を快勝したりして、「春はまだ馬が幼かった」「やっと本格化した」とか言われるのでしょう。ルージュバックはそんな仔です。
ルージュバックの敗因は大別して2つ。まず1つ目は位置取りが後ろすぎたこと。今回の桜花賞は超スローペースで、別にルージュバックが「過去に経験したことのないペース」というわけではなかったのに、それでも過去3戦よりも後ろに下げてしまったこと。具体的に言うと、桜花賞ラップ
12.7-11.7-12.7-12.9-12.5-11.3-10.7-11.5
で、ルージュバックが後退して行ったのは12秒7−12秒9の辺り、一番流れが緩んだ箇所。これは不可解だけど、多頭数で揉まれる競馬を経験していなかったことが起因かな?
2つ目は予想時に指摘しているとおり、瞬発力が足りなかったため。上記ラップで言うと、12秒5−11秒3の地点で、明らかに置かれています。それゆえに、仮に先行していたとしても、このペースで逃げたレッツゴードンキには敵わなかったでしょうね。ルージュバックの上がり3ハロンは33秒6、逃げたレッツゴードンキの33秒5よりも遅いのがその証拠。敗因がどちらか1つなら2着はあったと思いますが。
ちなみにこの桜花賞がどれぐらいのスローペースだったかと言うと、3歳未勝利はもちろん、2歳未勝利の平均よりも遅いペース。この数字は計算式非公開事項なのであまり出したくないんだけど、まぁ今回ぐらいは良いか。
3歳未勝利の平均が36秒6だとしたら2歳未勝利が36秒7。それに対しての、今回の桜花賞想定が35秒9で実際は37秒3。さすがに上がり3ハロン最下位のトーセンラークでも (上がり3ハロン) 34秒6、3歳未勝利の平均よりも速かったので、平均的な未勝利を勝てないレベルの馬はいなかったのだけど。
あと、この発言
http://lapgearblog.saikyo.k-ba.com/archives/1817707.html
これはもちろんレッツゴードンキのオッズを嘆いてのことでした。週半想定では単勝15倍、ルージュバックが1.2倍とかになるようなら20倍以上も期待できると思っていたのに、思ったほど人気が落ちなかったな、と。普通、3歳戦はみんな成績の汚れていない馬が大好きなはずなのにね。
要は単勝1.6倍ルージュバックに対して、ラップギア大勝利ということなのですよ。ラップギアとか嫌いな人も、「クラシックの穴馬はトライアルを人気で敗れた馬」というのは覚えておいたほうが良いですよ。敗因や着順に関係なくね。
たとえばこの桜花賞、チューリップ賞の 「2番人気、1番人気、4番人気」 の3頭で3連複344.8倍の万馬券。それぞれチューリップ賞 「2番人気3着、1番人気6着、4番人気11着」 で、桜花賞人気が 「5番人気、7番人気、8番人気」 だったので、この3頭の中でも一番不当に人気を下げていたのはレッツゴードンキでしたね。
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09:16│レース回顧