October 2008

瞬発指数について

瞬発指数についての質問を幾つか頂いたので、このブログでの公開返信とさせて頂きます。

上がり3ハロンの“ラップの増減”に注目して、ラップタイムの見方を可能な限り簡略化したものが「ラップギア」。馬の狹性瓩鮃佑┐疹豺隋注目すべき点はラスト3ハロン、それも“ラップの増減”のみで8割以上マカナえるとの考えに至りました。

しかし馬の狹性瓩任呂覆、馬の倏塾廊瓩鮃佑┐疹豺隋△修譴呂修海泙粘蔽韻覆發里任呂△蠅泙擦鵝Lい声分がそこまで簡略化する手法を発見できていないだけの話かも知れませんが、それを発見すること自体、同様に簡単なものではないでしょう。

「瞬発指数」とは、その名の通り「瞬発力」を馬の能力と考える指数です。瞬発力とは「瞬間的に発揮する力」であり、指数と名の付くものには珍しく「走破タイム」も「前半3Fタイム」も「上がり3Fタイム」も考慮していません。つまり「ラップタイムの増減」を一定の公式を当てはめ、数値に置き換えたものです。

ただし、その公式は「ラップギア」ほど簡略化されたものではありません。「ラップギア」はすべての要素をラスト3ハロンに集約しましたが、「瞬発指数」は序盤から中盤のラップタイムも考慮した仕様となっております。

考え方としては「ラップギア」で言う「瞬発戦」と「消耗戦」を対極に位置するものととらえ、前半の流れに比して、最後にどれだけの瞬発力を見せたかを解としています。前半が厳しい流れだったとしても最後に大きく減速していてはハイレベルなレースとは言えず、ゆるい流れで最後に瞬発力を発揮したとしても、その価値は高くはありません。例えるなら、前者は短距離戦でよく見られるラップタイムであり、後者は芝中距離の新馬戦でありがちなラップでしょうか。

わかりやすく言えば、「瞬発指数」は「ゆるまない流れで発揮された瞬発力、もしくは渋太さ」を評価したものです。その上限はおそらく105であり、80以下は一律80として算出しています。数値自体は全階級全馬に対して絶対値ではなく、未勝利、500万下、1000万下などのクラスに対しての絶対値。個別レースでの評価は相対値で考えています。クラスによって異なりますが、目安としては95〜96辺りがそのクラスでの掲示板(5着以内)レベルでしょうか。もちろん、馬の能力は固定相場ではなく変動相場ですので、数値は1レース消化ごとに変わってきます。

ちなみに、これは「ラップギア」と共通する考え方ですが、瞬発力を発揮したあとにどれだけバテたかを気にする必要はないと考えています。勝負どころに至るまでのプロセスと、そこで瞬間的に発揮された力、もしくは勝負どころ1ハロンでどれだけバテずに耐えられたか。爛汽薀屮譽奪匹稜塾廊瓩箸蓮△修ΔいΔ發里任呂覆い任靴腓Δ。サラブレッドが「最大能力を発揮できる距離」は正味1ハロン、長くても2ハロン程度だと思いますので。

下記のページの下方にも関連した記載がありますので、よろしければご覧ください。
http://www.k-ba.com/members/lapgear/about.html


 20:38

先週の特殊ラップ

先週の特殊ラップは特になし。強いてあげれば

20081025福島12R 高湯温泉特別 勝ち馬イケトップガン
12.4-10.7-11.9-12.4-12.3-12.3-11.9-11.6-11.6
▼4 ▼3 −−

が多少気になるところでもあるが、微妙といえば微妙。

特殊ラップというと、例えば「12.4-12.2-11.9-11.5」ラップギア表記で「▼2 ▼3 ▼4」みたいな通称「尻上がりラップ」が注目されることが多いのだが、こういうラップは京都芝の中距離で出やすく、逆に言うと京都芝中距離でのこうした尻上がりラップは、そう言われるほど価値はない。

また「12.0-12.1-12.2-11.7」ラップギア表記で「△1 △1 ▼5」のようなラスト1ハロンで加速するラップに注目するという話も聞いたのだが、これもどうかと思う。こういったラップの多くは「強いからラスト1ハロンで加速した」のではなく、逆に「加速点までが緩すぎたから、ラスト1ハロンにも余裕があった」、つまりレースレベルが低いと考えたほうが良い場合が多い。ちょっとした発想の転換が必要だ。

今まで年間約3300レースのラップタイムを15年、延べ5万近いレースラップを見てきたのだが、本当に価値のあるラップタイムは年間を通しても、そう何度も出現しないと思う。

…そうか、もう5万レースにもなるのか。言わばその5万のレースラップを精察し、それらを何度も何度も並べなおしては切り貼りし、全消去しては別視点からの検証を繰り返し、そうした作業の末に手に入れたのが「瞬発指数」であり「ラップギア」である。

ちなみに、自分の予想理論に「走破タイム」は一切付与してこない。なぜなら、大多数とは違う観点で的中率を上げていくことが、回収率の向上に直結するからだ。だから「瞬発指数」も「ラップギア」も捨てられないし、逆に多くの人が使っているファクターで切り捨てられるものは(回収率の上昇に貢献しないと思われるものは)どんどん切り捨ててきた。チョイスしたファクターが正解なら回収率は大きく向上するし、不正解なら大きく下落する。穴党ではない。これが競馬予想において 大数の法則 から逃れる術だと考えている。

的中率の上昇に貢献するファクターは星の数ほどあれど、回収率の上昇に貢献すると思われるファクターはそう多くはない。そして、そのことに気付いている人もそう多くはないと思う。だから予想ファクターを増やせば増やすほど的中率は1番人気の値に近づいていくし、回収率も75〜80%に収束していくのだ。

あれ? 何の話だっけ?


 03:14

菊花賞回顧 ありがとう、そしてサヨウナラ

菊花賞は半ば確信めいたモノを持って渾身の◎を打った単勝23.4倍のナムラクレセントだが、オウケンブルースリとフローテーションに交され、3着に敗れてしまった。

2008菊花賞ラップタイム
12.9-12.2-11.0-11.7-11.0-12.2-13.9-13.8-13.5-13.3-12.9-12.0-11.5-12.1-11.7

ナムラクレセントは後方一手の前走までと違い、存外の好スタート。この瞬間は「イケる!」と喜んだのだが、皮肉なことにこの好スタートこそが裏目という形になってしまった。レース映像をご覧になれば分かると思うが、1周目3〜4コーナー中間からのノットアローンの暴走、それがすべてだ。

坂の頂上から下りにかけて11秒0、4コーナーでは大きく外に膨らんで11秒7となったものの、直線に入ってからは再加速の11秒0。1周目直線に入ってからの「11.7-11.0-12.2」は3Fタイム34秒9で、これはもうゴール前の3ハロンと何ら変わりはないほどのハイペース。ノットアローン必死だなw…みたいな。そして1周後、それに付き合った先行勢が総崩れという結末だ。

それでも◎ナムラクレセントは最後の直線で一旦先頭に立つほどの力を見せてくれたのだが、前半このペースに付き合った他馬は14、15、16、17、18着。同程度の位置にいた5頭がビリから5つの議席をすべて埋める中、◎ナムラクレセントの3着は非常に価値があると思う

この馬の好スタートとノットアローンの暴走、どっちがあっても大丈夫なはずだった。ただ、その2つが同時にあるとは考えられなかっただけのことで、ナムラクレセントに◎の印を打ったことに悔いはない。もう少し前半のペースが落ち着いていたら、もしくはナムラクレセントがいつも通りのスタートだったら、きっとオウケンブルースリといい勝負になっていたはずだと今でも考えている。

ここで「オウケンブルースリに勝っていた」と言えないのは、それだけオウケンブルースリも強い競馬をしたと認めているということ。できるかどうかを危惧していた「3〜4コーナーでの早め進出」をアッサリとクリアし、それに伴って他世代と比較しても恥ずかしくないレベルでの勝ちっぷり。実際、◎ナムラクレセントにはこういうレースをしてほしかった。

2着フローテーションや4着スマートギアは後方から「12.0-11.5-12.1-11.7」、つまり「▼5 △6 ▼4」という瞬発力勝負の流れに上手く乗れた形で、1着馬や3着馬とはまったく異質の競馬。流れが速くなったところから、早め進出で王道の競馬を見せたオウケンブルースリ、壊滅ペースを最後まで粘ったナムラクレセントと同列に扱うべきではないと思う。この両頭のおかげで非常に見応えのある菊花賞だった。ありがとう、そしてお金はサヨウナラ。


 14:11

はばたけ シゲルフセルト

今週の菊花賞に出走するシゲルフセルトは、前走芝の1600万下勝ち。これを見てふと考えた。えーっと、3歳馬が10月以前の芝・準オープンを勝つってかなり珍しいのでは?

そう思って調べてみると、やはりたしかに珍しい。毎年10頭前後が挑戦しているが、1986年以降の22年で10頭目、2001年のリキアイタイカン以来7年ぶりのことだった。

(※ 10月以降に芝・準オープンを勝つ3歳馬は珍しくないよ)

さらに驚いたことに、該当馬からシゲルフセルトを除いた9頭のうち、トシグリーン、ヒシアケボノ、ミスズシャルダンとリキアイタイカンの4頭は後の重賞勝ち馬。エリザベス女王杯(G1)2着のメジロカンムリなんかもオマケで含めると、55%が後に重賞勝ちクラスの馬になっていたのだ。

(※ 残り4頭はガイドブック、ヒシワールド、メイデンホークとキビダンゴ)

ちなみに1986年以降、1600万下を勝った馬は2098頭。「1600万下に勝ち鞍を持ち、後に重賞を勝った馬は」96頭。確率にすると4.6%。なるほど、シゲルフセルトの将来はかなり明るいのでは? 今回の菊花賞に直結するかどうかは分からないけどね。


 23:03

先週の特殊ラップ

先週の特殊ラップ
20081018東京11R アイルランドT 勝ち馬オペラブラーボ
12.8-11.2-11.5-11.8-12.0-12.1-12.1-11.1-11.9-11.8
▼10 △8 ▼1
緩まないペースで▼10の脚を使った後、まだ余裕のあったオペラブラーボ。こういった特殊ラップで勝った馬はかなり明確に2つの種類に分かれる。

1.能力的に突出しており、将来的にG1級の出世が見込める
2.特殊ラップにかたよった適性があり、低レベル特殊ラップでしか勝てない馬になる

割合で言うと8割は後者。特殊ラップだからといって「この馬は強い」と妄信すると痛い目に遭うことも多いのだが、しかし数は少なくとも、たしかに前者も存在する。というか、古馬G1を勝つような馬の多くは、それ以前に1度や2度は特殊ラップでの勝ちを経験しているものだ。

オペラブラーボに関しては、20071202尾頭橋特別でも
12.5-11.3-12.9-12.3-11.6-11.4-11.3-11.9-11.7
▼1 △6 ▼2
という特殊ラップ勝ちを記録しており、今回のレースと合わせて(1.)である可能性が極めて高くなった。この後重賞に挑戦しても即通用クラスだろうし、将来的には重賞複数勝、G1も狙える馬になると考えている。

あと、
20081018京都3R未勝利 勝ち馬ジェルミナル
12.9-10.9-11.9-12.7-13.0-12.8-11.5-12.3-11.3
▼13 △8 ▼10
も要チェック。こちらは道中緩んでいるが、2ハロン目の10秒9は楽ではない。そして▼13の流れを捌いた後の▼10は注視すべきラップ構成かと思う。


 12:11

▼22

2週間前にラップギア表記では珍しい▼22が出たと思ったら、先週日曜日にもまた▼22が!

20081019 勝ち馬 サクラルーラー ▼22 ▼3 △3
13.2-12.4-13.5-13.8-13.5-13.6-11.4-11.1-11.4
20081004 勝ち馬 レッドボルサリーノ ▼22 ▼4 △2
12.6-11.0-13.1-13.7-14.0-11.8-11.4-11.6
20080614 勝ち馬 トウショウウェイヴ ▼22 △6 △2
12.9-10.9-11.9-11.9-12.0-12.6-13.2-13.7-13.5-11.3-11.9-12.1
20070128 勝ち馬 マイネルヘンリー ▼22 △4 △9
12.6-11.1-11.9-12.1-12.3-12.6-12.4-13.4-13.4-11.2-11.6-12.5

ちなみにこの▼22、つまり2.2秒加速は1986年からの調べで最高タイ記録。今までは2400mなんかで出てたのだけど、レッドボルサリーノのレースなんて1600mでの記録。マイル戦で1ハロン14秒0があるなんて信じられない。しかもレース映像を見ると、逃げ馬が後続を4〜5馬身引き離して逃げているレースだったりして、どんだけ緩いんだか。


▼21は1986年以降記録がなく、▼20の欄を見てみると下記のようなレースがあった。

19891029 勝ち馬 ナカノエイコウ △6 △14 ▼20
7.2-10.7-11.2-12.3-13.3-13.4-14.0-15.4-13.4

19年前、こんなレースがあったんだ。今の時代の瞬発戦とは意味合いが違うかもしれないけど、▼20以上の中ではこのレースだけ断然時代が古い。しかし一応ダートの良馬場発表(晴れ)だが、このレースは何かあったのだろうか? だって勝負どころで14秒0−15秒4って、全馬まったく勝つ気ないんじゃん? 競走中止等のトラブルもないのに、これで逃げ馬(ナカノエイコウ)が勝つレースって一体…???


20060409 勝ち馬 ワンダフルライフ △5 ▼1 △29
12.4-10.9-11.6-12.1-12.0-14.9

一方、1ハロン減速での1986年以降最高記録はコレ。ラスト1ハロン14秒9。離して逃げた2頭がラスト1ハロンで大バテ。後続もなかなか差してこれない中、1頭だけ差してきた(?)のがワンダフルライフだったというレース。レース映像をみてもそんなに遅い感じはしないのだけど、ストップウォッチで測ると確かにラスト1ハロンは15秒近くかかっている。

実際のところ1ハロン10秒台のレースだって後でタイムを確認しないとよく分からないし、人間の目や感覚って結構いい加減なものなんだよね。


 00:46

悔いの残った秋華賞

10月19日、府中牝馬Sのほうは◎ブルーメンブラットが危なげなく勝ってくれた。しかしそんな事もうどうでもいいぐらい悔しかったのが秋華賞。◎レジネッタは8着で惜しくも何ともないように見えるのだが、勝ち馬がブラックエンブレムだと。ブラックエンブレムと言えばアレだ。例えばオークス時にラップギア適性値的に無理筋と分かっていても、それでも◎を打つほど能力を買っていたブラックエンブレムだ(オークスは4着)。今年の3歳牝馬でどれが強いかを問われれば、無冠でも名前を挙げていたブラックエンブレムだ。

秋華賞予想文には「前走敗れたトールポピーとレジネッタが再度人気になる状況で、これはチューリップ賞〜桜花賞の状況と酷似」みたいなことを書いている。こういった状況では急激に人気を落とした実績馬を再チェックするのがセオリー。もちろんブラックエンブレムの存在も気にはなっていた。しかし◎はレジネッタ。日和った。当てにいってしまった。人気馬本命で約20時間の安心を選んでしまった。

実は桜花賞の時も“阪神JFで◎を打っていた”レジネッタに単勝12番人気で勝たれて呆然としていたのだが、まったく同じパターンで今度はブラックエンブレムかよ。ブラックエンブレムにしても2着ムードインディゴにしても、さらには3着プロヴィナージュにしても、ラップギア的には“平坦のこのレースでこそ”の馬。この3頭で3連単は一千万万馬券だってさ。100円玉1枚が1000万円ね。

しかし一千万万馬券は置いといても、「瞬8平2消0」のオークスで◎という蛮行を押し通した「瞬1平2消0」のブラックエンブレムを、なぜ「瞬4平6消0」の秋華賞で推せなかったのか。それを考えると二、三十回もんどりうっても後悔が止まらない。しかもレジネッタに関しては、不安点を書きつつ一生懸命擁護してはるし。やっぱり余計な情報は決断力を鈍らせるものでしかないね。肝に銘じておこう。もう二度と、こんな悲劇を繰り返さないように。


 22:11

32秒台で上がった馬は強いのか?

古くは1988年中日スポーツ賞4歳Sでサッカーボーイが33秒9、1991年にはミホノブルボンが新馬戦で33秒1を記録した上がり3ハロンタイム。この2頭だけを書けばどちらも後のG1ホース、このタイムが速い馬は強いというイメージを持たれるのだろうが、サッカーボーイより以前に33秒9を記録していたオギアルバンシア、1993年に日本で初めて32秒台に突入したブランドイメージは共に準オープンが最終クラスだった。上がり3ハロンを速いタイムで走った馬は本当に強いのだろうか?

私は競馬を見はじめて15年ほどになるのだが、近年上級クラスでは上がり3ハロン33秒台がある意味当然のこととなっており、32秒台さえも珍しいものではなくなってきたように思う。そこで調べてみたのが下表、上がり3ハロン33秒台と32秒台の年次別頭数だ。

■上がり3ハロン33秒台と32秒台の年別頭数
年    33秒台 32秒台
2007年  790  15
2006年  540  16
2005年  695  25
2004年  518  6
2003年  396  5
2002年  301  5
2001年  227  8
2000年  99   0
1999年  57   0
1998年  31   1
1997年  68   1
1996年  70   0
1995年  49   0
1994年  34   0
1993年  15   1
1992年  4   0
1991年  4   0
1990年  7   0
1989年  0   0
1988年  1   0
1987年  0   0
1986年  1   0
※新潟直線芝1000mは除く。

新潟芝1000mは上がり3ハロン34秒を切らないほうが珍しいコースなので議論外、この表からは全面カットした。それでもこの増加傾向。新潟競馬場が全面改装された2001年から急激に増えているようにも見えるのだが、確かにそれは間違いではない。33秒台にしても32秒台にしても、半数近くは2001年以降の新潟競馬場で記録されたものだからだ。

とは言え、それだけではない。2000年から徐々にその兆しが見えているように、他の競馬場もつられるように上がりの速いレースが増えてきているのも事実。良好に保たれる芝状態と距離体系の整備に伴うスローペース症候群の影響か、2008年以降もこの傾向は維持、もしくは増加していくものと思われる。

しかしそこで問題になってくるのが、そういった驚異的な上がりを記録した馬は強いのかどうかということ。レコードタイムを記録した馬が強いのかという問題にも絡んでくる話なのだが、そういったタイムを根拠に馬券を買っている人はよく見てほしい。ただし、33秒台は近年珍しくも何ともなくなったので、32秒9以下を記録した馬を調べてみた。

区分      勝率  連対率 単回率
次走      9.1%  18.2%  69%
2走後     8.7%  15.4%  64%
3走後     9.8%  17.7%  69%
記録後全走  7.3%  13.4%  87%

いかがだろう。サイコロを転がして出た目の馬を買った場合の勝率は約7.3%であり、連対率14.6%、単勝回収率は72%前後。勝率、連対率に関しては若干それを上回るも、ほんの気持ち程度。単勝回収率は完全に人気先行の60%台となっている。儲けを出すためにこれを積極的に買う必要性は全くなく、強いて言えば忘れられた頃に人気薄で好走の可能性もあるぐらいだろうか。

ちなみに2007年末現在JRA最速の上がり3ハロンは2003年マルターズホークとイルバチオの31秒6で、新潟芝1000mを除くと2007年カゼノコウテイの32秒4(※1)。ダートでは89年ツキノラデカルなど4頭の34秒1であり、上記カゼノコウテイ以外の馬は最速記録後1勝もできずに引退してしまった。カゼノコウテイはまだ現役なのだが、該当レース後8戦1勝という成績だ(2008年10月現在)。

(※1)2008年5月10日に新潟大賞典でオースミグラスワンが31秒9を記録して更新。

勝率が平均を上回っているにも係わらず、単勝回収率が60%台にとどまっているのは過剰人気の証明。例えばディープインパクトは自己最速33秒1という記録しか残っていないのだが、もし2008年新潟大賞典に出走していたら、31秒9のオースミグラスワンに差し負けていただろうか? 2008年新潟大賞典当日のオースミグラスワンは、新潟芝2000mなら何度走っても31秒9に近い数字が出せるのだろうか? 私はどちらも否だと思う。そこにレースの流れというものが介入してくる。

ディープインパクトはほぼすべてのレースで、2番目に上がりが速い馬より1秒前後も速い3ハロンタイムを記録していた。33秒台、32秒台という数字が重要なのではない。36秒台でも38秒台でもいい、そのメンバー、そのレースで他馬よりどれだけ速く走れたかのほうが重要ではないかと思うのだ。上がり3ハロンで最速を出せる馬がわかるなら、理論上3回に1回はそれが勝ち馬となる


 23:45

スプリンターズS回顧 ゆとり世代

今年のスプリンターズSは前半3ハロンが33秒6、存外のスローペースだったという話を複数名から聞いたのだが、本当にそうなのだろうか? スローペースであるのは間違いないのだが、私はスプリンターズSにしても高松宮記念にしても、 「元々そういうレースだった」、もしくは 「年々スローペースになりつつあるレースだった」 と考えるほうが正しいのではないかと思う。

■スプリンターズSの前半3ハロンタイムと勝ち馬
2008年 33秒6 スリープレスナイト
2007年 33秒1 アストンマーチャン
2006年 32秒8 テイクオーバーター
2005年 32秒9 サイレントウィット
2004年 33秒6 カルストンライトオ
2003年 33秒3 デュランダル   
2002年 33秒7 ビリーヴ     
2001年 32秒5 トロットスター  
2000年 33秒0 ダイタクヤマト  
1999年 33秒2 ブラックホーク  
1998年 32秒9 マイネルラヴ   
1997年 32秒6 タイキシャトル  
1996年 33秒5 フラワーパーク  
1995年 32秒9 ヒシアケボノ   
1994年 32秒4 サクラバクシンオー
1993年 33秒2 サクラバクシンオー
1992年 32秒8 ニシノフラワー  
1991年 32秒2 ダイイチルビー  
1990年 32秒4 バンブーメモリー 
※2002年は、新潟芝1200m

■高松宮記念の前半3ハロンタイムと勝ち馬
2008年 33秒4 ファイングレイン 
2007年 33秒8 スズカフェニックス
2006年 33秒7 オレハマッテルゼ 
2005年 33秒3 アドマイヤマックス
2004年 32秒9 サニングデール  
2003年 32秒9 ビリーヴ     
2002年 32秒9 ショウナンカンプ 
2001年 33秒5 トロットスター  
2000年 33秒1 キングヘイロー  
1999年 32秒6 マサラッキ    
1998年 33秒7 シンコウフォレスト
1997年 33秒0 シンコウキング  
1996年 33秒1 フラワーパーク  

スプリンターズSは、G1昇格当初32秒4、32秒2、32秒8と究極のスピードレースに相応しい快速ペースが続いていた。しかし2000年辺りをターニングポイントとして、平均前半3ハロン33秒2ぐらいのレースに変わってしまったのだ。2004年と2007年は不良馬場だったとは言え、その傾向は明らかではないだろうか。

高松宮記念に至ってはそれがさらに顕著で、G1昇格直後から33秒台。特に近3年は33秒7、33秒8、33秒4という超スローペースとなっている(2007年は重馬場)。1200mG1はスピード自慢の集まるレースではなかったのか? 競走馬は年々遅くなっていってるのか?

答えは否である。過去3年の1200m戦クラス別の平均前半3ハロンタイム(JRA全競馬場、良馬場限定)を出してみたのだが、2歳新馬も最速で32秒台に突入しようかというご時世、3歳新馬や未勝利戦の平均は33秒9。古馬500万下で33秒7。つまり近年のスプリントG1は、500万下クラスの平均とほぼ同等のペースでしかないということだ。

重賞、G1クラスのスプリンターとて、テンに遅い馬ばかりが集まったわけではない。行こうと思えば速い馬はいる。前半32秒台で行ける馬だって毎年1頭や2頭はいるはずだ。だがしかし、行かないのだ。最初から 「32秒台で行く気がない」 のだ。

特に重賞クラスにおいて、ラスト3ハロンタイムはこの7〜8年で飛躍的に上昇しているのだが、前半3ハロンタイムは下落の一途。テンに速いはずの馬は、瞬発馬の末脚を警戒するあまり、自ら持ち味を殺す形となっている。

現代の瞬発馬は前半33秒台では消耗せず、問題なく末脚を温存できる。長距離レースだけの問題ではなく、短距離重賞でのこの傾向こそが、真の 「スローペース症候群」というものではないだろうか。

 10:46

礼儀作法

とりあえずこういった場でのお作法ということで、控えめな馬券でも貼っときますね。
何もないと寂しいので。
単勝8.7倍

 22:54

初志

どうも、岡村です。

現在、木曜の夜。馬番なし出馬表が発表されて、
足したり引いたり掛けたり割ったりの計算が大変な状況です。
隣のパソコンが。

このたびこういった場(ブログ)を提供して頂きましたので、
ラップや競馬に関すること、関さないこと等も書いていこうかと思っております。

ちなみにこのブログは、競馬最強の法則WEB ラップギア
http://saikyo.k-ba.com/members/lapgear/
からの派生サイトです。

ご意見ご要望、お問い合わせは
okamura@japan.email.ne.jp

こういった書き物は10年近く前にやっていた競馬サイト以来のことなので、
不手際等あるかもしれませんが、もしお目に留まりましたらこれも何かの縁。
この際ひとつよろしくお願い致します。


 21:08
ラップギアについて
LINE@

LINE ID : @keiba_jp

ラップギアに関する質問等にお答えします。ラップギアに限らず、競馬全般フリートークも大歓迎。メールでのお問い合わせ よりダンゼン気軽。まずは登録、友だちになろう!

LINEメニューの 「友だち追加」 で 「ID検索」 を選択して、 「 @keiba_jp 」 と入力して検索してください。

アット、競馬、アンダーバー、ジェーピー (最初の @ も忘れずに)。

もしくは 友だち追加 ボタン or QRコード にて
友だち追加数
スマートフォンでご覧の方は、「友だち」追加ボタンをタップして登録。
※スマホとかの無料LINEアプリ が必要です。たぶん。

※1対1トークは、他の人にトークの内容を見られることはありません。個人的な対応、1対1の個別チャットとなります。
Link Site
競馬最強の法則WEB
TARGET Diffusion
みんなのお金儲けアンテナ
競馬中毒者を救済します(゚Д゚)
海鳥屋
競馬ウォッチ
うまなり研究所
激アツ!2ch競馬
神競馬.com
[RBN] RACING BOOK.NET
当たる競馬予想アンテナ
単勝で89,500円稼いだ凡人
20年投資した予想師のまとめ
とりおやこ式「たのしくマジメに」
ハロン棒ch
あなた任せの競馬予想
穴馬と危険な人気馬
おかぴぃのおかぴな競馬予想
ターフの真ん中、日曜日!Blog
だいたい来るよー?
競馬総合まとめ速報
むらけん's blog 〜競馬予想〜
うまなみ競馬ニュース速報
激走!データ競馬ブログ
神競馬アンテナ
競馬予想まとめ
馬券で回収率120%を目指す
ガラスの競馬場
稀に的中?3代血統で重賞予想
ゆたぽんの日々是競馬
みんなのお金儲けアンテナ
アナコー 穴馬を攻略するブログ
うまちゃんねる
ギャン速2ch
依って件の如し
勝負師の競馬徒然草
競馬データによる必勝法
競馬ろまん亭
TAROの競馬
カツラギ.com(無)
逆神.com
たまごとみんなの競馬ブログ
神競馬2nd
TARGET競馬II
徒然競馬日記
にんじんch
伊吹雅也とビールを飲もう
破滅へのカウントダウン
血統フェスティバルblog
うまっけアンテナ
追い切り重視の競馬予想
はちまんの競馬と囲碁
ギャンブルまとめアンテナ
デジタル競馬ドットコム
打ち上げ花火
2ch的競馬ニュース
ガラスの競馬場
競馬@予想
オヤジカラノテガミ
競馬あんてな ∈・^ミ
『競馬』という名の推理小説
中央・地方・南関競馬予想
競馬SevenDays
なみだの砂けいばBLOG

おすすめサイトRSS(更新順)
Mail to
ラップギア☆ブログ および
ラップギアWEB
リンクフリーです。

okamura@japan.email.ne.jp
簡易メッセージを送信
ラップギア 定点観測
プログ内記事 Google検索
プロフィール