November 2010

【白菊賞 回顧】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【白菊賞 回顧】

2010年11月28日

2歳の500万下特別(牝馬限定)のレースですがちょっとラップが特殊だったのでこちらの回顧をやります。

1番人気:新馬戦で同コース快勝のディープ産駒ドナウブルー
2番人気:ファンタジーS1番人気5着のディープ産駒ケイティーズジェム
3番人気:ファンタジーS4着馬ハピシン
ドナウブルーが1.7倍と圧倒的人気でした。

12.5-12.2-12.4-12.8-12.7-11.8-11.5-10.9=1.36.8
(37.1-25.5-34.2) ▼9▼3▼6 瞬発戦

前走で逃げ先行だった馬が11頭中5頭というメンバー構成でしたが中距離の新馬戦並みのスローペースとなりました。
このレースが京都内回り1600mになったのは今年で3回目です。
過去2回と比較してみます。
08年 34.6-24.5-36.6 =1.35.7 ▼2△5▼1 平坦戦
09年 34.8-24.1-35.2 =1.34.1 ▼2▼6△7 瞬発戦
10年 37.1-25.5-34.2 =1.36.8 ▼9▼3▼6 瞬発戦

08年09年ではレディルージュ、アグネスワルツ、ワイルドラズベリーが連対していてその後の重賞でも活躍しています。
08年09年は一貫した流れでのレースでしたが今年は対照的に超スローペースという内容でした。
走破時計が遅いのでレースレベルが低いように感じますがラップギアの増減は並み以上のものを感じます。
スローペースなので▼9▼3という加速が生じるのは納得なのですがラスト1Fで▼6と更に加速した1着のドナウブルーと2着のケイティーズジェムはかなり切れた印象です。
ラスト1Fのラップが10.9秒というのは滅多にお目にかかれない数字で06年以降では5レースあってこの白菊賞以外は全て2歳新馬戦となっています。
白菊賞以外の4レースは全て先行馬が勝利していますが白菊賞では差し馬のワンツーでした。
この2頭ともでディープインパクト産駒で馬体重が420kg前後の小柄な馬です。
お父さんほどではないにしろその瞬発力はかなり高いものがあると思われます。
特に勝利したドナウブルーは新馬戦ではテンの3F34.4秒の流れを2番手から押し切った先行力も持ち合わせていてかなりやれるのではないでしょうか。
年内は休養とのことですが来年注目の一頭になると思います。

1着 ドナウブルー    瞬0 平1 消0
2着 ケイティーズジェム 瞬1 平0 消0
3着 ハピシン      瞬0 平1 消1

(本命ドリパス)

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たしかに。なかなかのモノだったと思います。 (岡村)

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 20:45

3連単の狙い方がやっと分かってきた…ような気がする。


初めて3連単というものを買ってみてから早4ヶ月。3連単ならではの狙い方が、やっと分かってきたような気がします。1着馬と2、3着馬は、やっぱ違うんだなと思う今日この頃。自分の馬券は基本単勝、3連単はそこからさらに相手を絞り込んでの、1着固定5頭流し。その絞り方がね!

メイショウツガル
3連単 384.6倍。
◎(5)メイショウツガル → △(1)マルブツマスター → ▲(15)アップヒルティガー

スーサンストリーム
スーサンストリーム
単勝    10.2倍、
3連単 1176.9倍。
◎(4)スーサンストリーム → △(8)アルバトン → △(1)ビーチランデブー

サクセスオネスティ
3連単 146.1倍。
◎(3)サクセスオネスティ → △(16)デイトユアドリーム → ▲(15)ヘリオスシチー

ダンシングロイヤル
3連単 465.9倍。
◎(7)ダンシングロイヤル → △(4)メーヴェ → △(6)マイネルヴィルンガ

…とまぁ全体的に景気は良かったのだが、先週に引き続き日曜日は◎の成績が×。自分にとっての好調とは◎が1着になることなので、好調期の後は目ぼしいところが勝ち上がってしまい、しばらくは厳しいコトになる。10月良かったから11月はダメとか。

しかしそんな時期でもこれだけアレできるんだから、やっぱ3連単はエエね。単勝1番人気が◎でも、相手次第で躊躇なく買える。

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 11:59

登録抹消馬 トレノジュビリー

トレノジュビリー  牡7 【瞬4平1消6】
父:サクラバクシンオー
2010/11/24 抹消

・2歳秋のデビューから1400mを使われていたが、初勝利は東京競馬場、「▼10△3△1」の瞬発戦。

・その後は一進一退を繰り返しつつ昇級していったが、オープン入りまで1着、1着、2着、3着、2着と瞬発戦だけは堅実に走れていた。

・6歳になってやっとオープン入り。オープン入り後は1200mの消耗戦を中心に使われるが、テレビ愛知オープンの1勝にとどまった。

・サクラバクシンオー産駒ということで短距離を中心に使われていたが、そんなにスピードのある馬でもなかったので、1800m辺りでも良いのではないかと思っていた。

・その想いは終ぞ叶わず、出走最長距離は1600m。

◎を打ったレース
2006 未勝利       2番人気 1着 単勝4.0倍
2007 500万下     1番人気 4着
2007 500万下     1番人気 3着
2007 500万下     1番人気 4着
2007 500万下     2番人気 1着 単勝4.4倍
2009 テレビ愛知オープン 3番人気 1着 単勝4.8倍
2009 CBC賞      出走取消
2010 バレンタインS   4番人気11着

ベストパフォーマンス
2006 伏見S 1着
12.8-11.1-12.0-11.5-11.6-11.6-12.2
△1±0△6

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 03:58

我ら マルカシェンクを応援するの会

参考記事
東京スポーツ杯2歳S予想より、一部抜粋

(東京スポーツ杯2歳Sを除く) 2歳秋の重賞を、デビュー2戦目で勝った馬はすごいよという話。

■過去10年、2戦2勝で2歳秋の重賞を勝った馬 (東京スポーツ杯2歳Sを除く)
アグネスタキオン (2001皐月賞1着)
ジャングルポケット(2001ダービー1着)
サクラプレジデント(2003皐月賞2着)
スイープトウショウ(2004秋華賞1着)
ラインクラフト  (2005桜花賞、NHKマイルカップ1着)
マルカシェンク  ()
ロジユニヴァース (2009ダービー1着)
レーヴディソール (2011Coming Soon)

この表から、ただ1頭だけ取り残されていたマルカシェンク、まだチャンスがあったじゃないか! 可能性は…ある。多分世間一般に思われているより、もっと何倍もあると思う。鳴尾記念とのダブル登録ではあるが、JCダートのほうに出てきたら何らかの印は入れるつもり。

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 18:37

ジャパンカップ2010 予想全文

競馬最強の法則WEB ラップギア ジャパンカップ2010 予想全文

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日本ダービーは、ジャパンカップは、日本最高峰のレースなのだから引き締まったペースになって欲しい。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。ペースが速くなるジャパンカップこそ○○の舞台! 毎年のようにそう吹聴していた時期が俺にもありました。

たしかに1994年頃までは、ダービーもジャパンカップも平坦戦が過半数を占めていた。しかしその後、東京コースの情勢は一変する。

近年ジャパンカップのラップタイム
12.9-10.7-12.0-12.3-12.2-12.7-12.8-12.6-12.2-11.3-11.1-11.9
12.6-11.6-12.4-12.6-12.6-12.8-12.6-12.0-11.9-11.2-11.3-11.9
12.7-10.5-12.0-12.0-11.8-12.2-12.1-12.0-12.0-11.4-11.4-12.3
わかりやすくラップギアにすると
▼9▼2△8
▼7△1△6
▼6±0△9

そして近年日本ダービーのラップタイム
12.8-11.0-11.8-12.1-12.2-12.4-13.2-13.8-14.7-13.2-12.9-13.6 
12.6-11.3-12.2-12.7-12.8-13.5-13.1-12.9-12.4-11.3-10.8-11.3 
ラップギアにすると
▼11▼5△5
▼15▼3△7

…もうあきらめようではないか。最高峰のレースでさえ、引き締まったペースは望むべくもない。ダービーであろうとジャパンカップであろうと、東京コースでハイペースの総力戦には(滅多に)ならない。絶対的に瞬発力の問われる舞台なのだ。

スローペースが悪いのではない。エリザベス女王杯、スノーフェアリーの走りで再確認した。我々を魅了するのはサラブレッドの持久力や我慢づよさではない。一瞬ですべてを置き去りにする瞬発力にこそ、サラブレッドの美しさがある。

競馬の魅力は突き詰めると瞬発力に行き着く。まず欧州競馬がそこに到達し、遅れて日本もその境地に達したということだ。もはや我慢や根性の時代でもあるまい。時代が変わってゆくのなら、考え方(予想方法)もそれに追随すべきなのだ。



前置きはさておき、最強クラスの日本馬が一堂に会し、外国馬の大半は二桁人気となってしまいそうな第30回のジャパンカップ。日本馬が優勢となって久しいこのレースも、第10回ぐらいまでは国内最強馬が二流どころと言われた外国馬相手にもまったく通用しないレースだった。例えるなら、今回の外国馬メンバーにブエナビスタがまったく通用しない感じだろうか。

このレースの1番人気も11年連続で日本馬が居座ることになりそうで、過去に「ジャパンカップ日本馬の中での1番人気」に与えられていた“日本馬の総大将”という名称も、もはや死語となってしまった。日本競馬全体のレベルアップ。これはひとえに、サンデーサイレンスの功績。今回出走している日本馬の中にも7頭にその血が流れている、サンデーサイレンスの功績である。

さすがにサンデーサイレンスの直仔はいないのだが、もっともサンデーサイレンスを髣髴とさせる馬は(16)ブエナビスタ。サンデーサイレンス直仔スペシャルウィークの産駒である同馬は、1995年頃に見せられた初期サンデーサイレンス産駒のベラボウな瞬発力、その走りを思い出させてくれる。

ラップギア適性値は「瞬6平6消0」で、特に瞬発力に秀でているようには見えないかもしれない。しかし天皇賞(秋)予想時にも書いたのだが、この(16)ブエナビスタ、デビューからオークスまでの6戦はすべて瞬発戦への出走だった。その後、古馬初対戦となる札幌記念からの7戦(海外での1戦は除く)は、結果的にではあるがすべて平坦戦への出走。そして前走天皇賞(秋)、久々の瞬発戦出走であの勝ち方というわけだ。

宝塚記念で(11)ナカヤマフェスタに敗れたって? 「△2▼2△6」の平坦戦で敗れようと、瞬発力を存分に生かせるこの舞台なら問題はない。平坦戦に於いては(11)ナカヤマフェスタのほうが上だったというだけのこと。

ブエナビスタのラップギア適性値詳細
瞬発戦 7戦【6-0-1-0】
平坦戦 7戦【2-3-2-0】(2着入線3着降着も含む)

しかし天皇賞(秋)時には何の不安もなく◎を打てたブエナビスタなのだが、今回の(16)ブエナビスタには1つだけ不安な点がある。それは逃げ馬の不在。外国馬については逃げるかどうかさえ分からないのだが、誰も行かなかった場合、押し出されてハナに立つことになりそうなのは(4)シンゲンと(16)ブエナビスタの2頭。その2頭の中でも、(4)シンゲンより(16)ブエナビスタのほうがハナに立つことになる可能性は高いのではないかと思っている。

そうなると、ウオッカが2着に敗れた2009毎日王冠の悪夢。惨敗までは無いにしても、それが原因で末脚を鈍らせてしまう可能性も出てこよう。スローかどうかはともかく、逃げるのだけは絶対に避けて貰いたいところ。ただ、ハナに立つ可能性を含めても、それでも勝つ可能性が最も高いのは(16)ブエナビスタという評価に変わりはない。



いやいやしかし、今回の日本馬は本当に豪華。オールスターのようなメンバーだ。これらのメンバーに入っても人気的に見劣りしない現役馬というとドリームジャーニーぐらいのもの。仮に三冠牝馬であるアパパネがここに出走していたとしても、単勝70倍を超えてしまうのでは? 日本馬の中では人気の薄い(4)シンゲンや(13)メイショウベルーガにしても、見劣りはしない。突っ込んでくる可能性は十分にあると思う。

そんな中、適性的にちょっと微妙だと思っているのはラップギア適性値「瞬4平6消0」の(8)ジャガーメイル、「瞬3平2消0」の(7)ペルーサと「瞬3平3消0」の(2)ヴィクトワールピサ辺り。特に(7)ペルーサは、圧勝した若葉Sと青葉賞が「△2▼2▼2」「▼3▼2△4」の平坦戦。前走・天皇賞(秋)も持続力のある末脚で追い込んできて、瞬発力勝負に向くタイプとは思えないので。

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ブエナビスタ、斜行で降着というオチまでサンデーサイレンス直仔のようだった。確かに瞬発力のある馬は瞬発力のない馬より降着や故障の可能性が若干高くなるとは思うのだが、そんな0.1%や0.2%のことまで考慮はできんよ。

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 02:38

ブエナビスタ降着

ジャパンカップ、三連単的中と思ったその瞬間…



ブエナビスタはこれで二度目の降着。
あれだけの瞬発馬。らしいと言えば、らしいんだけど。

進路妨害がなければローズキングダムが先着してたってこと?
そんなアホな。
瞬発馬が(本気で走っているときに)差されたら、差し返しは99.9%不可能だよ。

いや、むしろ、ローズキングダムは進路を妨害されたからこそ 上手く踏歩変換できて (上手く手前を替えることができて) ヴィクトワールピサを交わすことができたとさえ言えるね。

大体降着制度ってさ、馬券買った人は悪くないのに何で買った人が責任とらなきゃいけないわけ?


 16:25

マイルチャンピオンシップ回顧

マイルチャンピオンシップ回顧

京都芝1600m外          瞬3平6消1
1着 13番人気  エーシンフォワード 瞬2平3消3
―――――――――――――――――――――――――
2着 1番人気  ダノンヨーヨー   瞬6平3消0

12.1-10.7-10.9-11.6-11.4-11.1-11.9-12.1
レースレベルは、100点満点中 70点。

そうレベルの高いレースではなかった。G1としては最低に近いぐらいか。レコードタイムとか、走破タイムは特に評価しないからね。◎はゴールスキー(6番人気3着)だったのだが、上位馬の中で一番展開が向かなかったのがゴールスキー、展開が向いたのはダノンヨーヨー、一番上手く乗られたのがエーシンフォワードという見解はひいき目だろうか?

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 09:36

先週は良かったよな気もするし、ダメだったような気もする

土曜京都8R
キクノアポロ
◎(15)キクノアポロ → ○(1)タガノジンガロ → △(7)ドリームマジシャンの3頭で三連単380.2倍。

土曜東京10R
アンシェルブルー
◎(6)アンシェルブルー → ▲(3)キタノリューオー → △(8)ボーダレスワールドの3頭で三連単329.2倍。

土曜京都12R
ゴールドエンデバー
◎(3)ゴールドエンデバーは瞬発指数1位で単勝12.6倍。3連単は不買。

そして

日曜福島2R
グルーオン
◎(7)グルーオン → ▲(6)ニシノシャイナー → △(4)アグネスフリーダムの3頭で三連単618.6倍。グルーオンは単勝1.5倍の1番人気でしたが、7番人気と11番人気の馬が2着、3着に入ってラッキーでした。

…とは言え、三連単で大きいところが引っ掛かったものの、日曜日は◎の成績がイマイチ。いや、当たらなくはないのですが、上記グルーオンを筆頭に、1.5倍とか1.7倍の1番人気しか勝ってくれない。1日を通しての単勝最高配当が京都6Rの単勝2.3倍だったり。

基本的に1番人気の単勝は買わないので、日曜日は単勝馬券だけなら全滅でした。こういうレースが続くと、自分がわざわざハズレるレースだけを狙って買ってるんじゃないかという錯覚に陥ってしまいます。

まーそんな時でも三連単で穴馬が引っ掛かれば幸せな気持ちにはなれるのですが、それはあくまで副次的なもの。連勝式の馬券に頼らず、◎の精度を上げていくべきでしょうね。精度=的中率という意味ではなく、もっと総合的な意味で。

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 02:59

福島記念回顧


福島芝2000m           瞬2平6消2
1着 12番人気  ダンスインザモア  瞬2平1消2

12.0-11.1-12.3-11.6-12.0-12.6-11.7-12.1-11.7-11.8
レースレベルは、100点満点中 65点。

ダンスインザモア、5年8か月ぶりの重賞勝利…JRA新記録だって。約6年というと、下手すると小学生が結婚できる歳になっちゃってたりもする年月だ。ちなみに従来の記録はメジロマイヤー、2002きさらぎ賞から2006小倉大賞典までの3年11ヶ月ぶりだったらしい。

あー、思い出した。その2006小倉大賞典のメジロマイヤー、◎打ってたんだわ。その時書いた予想記事が まだ残ってた 。単勝11番人気で42.7倍。よく◎打てたな。しかもラップギアも瞬発指数も既に現在の形になってるのがチョーウケル。まぁ4年前と言わず、10年以上前から現在の形ではあるのだけど。

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 01:39

【外国人騎手ラップギア成績】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【外国人騎手ラップギア成績】

暴れまくっている外国人Jですがラップギア的にはどうなの?
と疑問に思い調べてみました。
(芝&ダート戦、2007年〜先週まで)
勝利数のトップ5の騎手のラップギア別成績は以下の通りです。

【デムーロ】

瞬発戦 36-29-18-137 勝率16.4% 連対率29.5% 複勝率37.7%
平坦戦 31-22-22-138 勝率14.6% 連対率24.9% 複勝率35.2%
消耗戦 14-10-10- 68 勝率13.7% 連対率23.5% 複勝率33.3%

【ルメール】

瞬発戦 40-42-29-180 勝率13.7% 連対率28.2% 複勝率38.1%
平坦戦 14-21-24-165 勝率 6.3% 連対率15.6% 複勝率26.3%
消耗戦 12-13-15- 71 勝率10.8% 連対率22.5% 複勝率36.0%

【ペリエ】

瞬発戦 22-13-13-95 勝率15.4% 連対率24.5% 複勝率33.6%
平坦戦 10- 9- 8-73 勝率10.0% 連対率19.0% 複勝率27.0%
消耗戦  7- 6- 4-32 勝率14.3% 連対率26.5% 複勝率34.7%

【ホワイト】

瞬発戦 13-4-10-37 勝率20.3% 連対率26.6% 複勝率42.2%
平坦戦 11-7-11-47 勝率14.5% 連対率23.7% 複勝率38.2%
消耗戦  7-3- 5-33 勝率14.6% 連対率20.8% 複勝率31.3%

【スミヨン】

瞬発戦 10-11-1-28 勝率20.0% 連対率42.0% 複勝率44.0%
平坦戦 10- 5-2-21 勝率26.3% 連対率39.5% 複勝率44.7%
消耗戦  2- 2-0-8 勝率16.7% 連対率33.3% 複勝率33.3%

日本人騎手に比べて成績がいいのは予想はつきましたけど外国人騎手といっても様々ですね(当たり前か)

デムーロJはほぼ万能ですね。
に比べてルメールJとペリエJは平坦戦の成績が若干落ちます。
イタリアとフランスの違いなんでしょうか?
一方、同じフランスでもスミヨンJは別格。
騎乗数がそれほど多くはないのですが外国人Jの中でも1枚上という数字になっています。
ブエナビスタはやはり鉄板なのか?
秋天では大批判をくらってしまったホワイトJですが成績は悪くないです。
特に瞬発戦は優秀。
その他でJCに騎乗予定の騎手とWSJSに騎乗予定の騎手も数名追加しておきます。

【ムルタ】

瞬発戦 0-0-0-2 勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率 0.0%
平坦戦 0-0-0-3 勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率 0.0%
消耗戦 0-0-1-1 勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率50.0%

【ウィリアムズ】

瞬発戦 8-8-4-52 勝率11.1% 連対率22.2% 複勝率27.8%
平坦戦 4-5-4-52 勝率 6.2% 連対率13.8% 複勝率20.0%
消耗戦 2-4-2-16 勝率 8.3% 連対率25.0% 複勝率33.3%

【ムーア】

瞬発戦 2-0-0-12 勝率14.3% 連対率14.3% 複勝率14.3%
平坦戦 3-0-0-11 勝率21.4% 連対率21.4% 複勝率21.4%
消耗戦 1-0-1- 3 勝率20.0% 連対率20.0% 複勝率40.0%

ムーアJが凄いのは「馬券になる時はほぼ1着」というところですね。
たまたまかもしれませんがこの数字だけ見れば「漢」だわぁ、と感じます。

(本命ドリパス)

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 23:26

その男、ライアン・ムーア(27)

一週間ほど前に この記事 で絶賛したライアン・ムーア騎手ですが、先週も3番人気と8番人気の馬で勝利。単勝8.1倍と26.6倍。これでこの二週間、21戦5勝、単勝回収率380%という成績になってしまいました。

ムーアが乗るレースは全部ムーアに◎を打ってやろうかしら(笑)

しかし今週のジャパンカップではジャガーメイルに騎乗。これはさすがにどうかと思うんだけど、それでも迷うなぁ。

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 16:00

JAPAN WORLD CUP 2

なんだこれw


映像作家・真島理一郎さんが作成した、JRA公式の
JAPAN WORLD CUP 2 という競馬ゲームらしい。


凝ってるな〜。


1レース1分程度だし、映像を見てるだけ、実況を聞いてるだけでも面白い。
JRA公式で、ここまでの無茶ができるとは!
JAPAN WORLD CUP 2


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 13:18

登録抹消馬 ローレルゲレイロ

ローレルゲレイロ 牡6 【瞬4平6消2】
父:キングヘイロー
2010/11/20 抹消

・芝1000mの新馬戦を「△3▼2△4(平坦戦)」のラップギアで快勝。

・「△3△6▼2(平坦戦)」の函館2歳Sを2着してクラシック戦線に乗るも、3歳クラシックは基本的に瞬発力の勝負。翌年ダービーまで瞬発戦への出走が続き、頭打ちとなってしまった。

・3歳夏からは短距離路線に転向し、そこから5走目、4歳2月の東京新聞杯で久々の勝利。

・その後はスプリント戦線に使われることが多くなるが、基本的には消耗戦のスプリンターではなく、平坦戦のマイラーだったように思う。

・5歳以降、(瞬発戦になりやすい)東京競馬場でしかマイルを使われなかったのは不運だったか。

◎を打ったレース
2006 函館2歳S     5番人気 2着
2006 デイリー杯2歳S  2番人気 2着
2007 シンザン記念    2番人気 3着
2010 キーンランドC   3番人気 8着
2010 スプリンターズS  5番人気14着

ベストパフォーマンス
2009 スプリンターズS 1着
11.9-10.2-10.8-11.2-11.5-11.9
△4△3△4

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 01:24

東京スポーツ杯2歳S回顧


東京芝1800m           瞬9平1消0
1着 1番人気  サダムパテック   瞬2平0消0
2着 3番人気  リフトザウイングス 瞬1平0消0
3着 7番人気  フェイトフルウォー 瞬1平0消0

13.0-11.5-11.7-12.1-11.8-12.0-11.8-11.5-11.9
レースレベルは、100点満点中 95点。

サダムパテックは、まぁ普通に強かった。◎のマイネルラクリマ(9番人気4着)を早々に捉えられてはグゥの音も出ない。しかし前走未勝利組だったか。 前走新馬組 にここを勝てるレベルの馬がいないなら、新潟2歳S2着馬の出番だと思ったのだが。

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 23:07

登録抹消馬 マイネレーツェル

マイネレーツェル 牝5 【瞬1平2消2】
父:ステイゴールド
2010/11/17 抹消

・2歳時から消耗戦を中心に6戦し、2勝を挙げて早々にクラシック戦線に乗る。

・4歳になってオープン特別を2戦するも6着、4着で、桜花賞トライアルの頃にはすっかり忘れられた存在に。

・しかしそのフィリーズレビューを11番人気で勝ち、秋華賞トライアルのローズSも7番人気で1着。

・ただ、その1800mローズS勝ちが仇となったか。それ以降は2000mの瞬発戦を中心に使われ続け、2年間特に見せ場もなくターフを去ることになった。

・1400m、1200m平坦、消耗戦での走りを見てみたかった。

◎を打ったレース
なし

ベストパフォーマンス
2008 ローズS 1着
12.3-10.7-11.4-12.5-12.1-12.1-12.2-11.7-12.3
△1▼5△6

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 16:46

登録抹消馬 テイエムプリキュア

テイエムプリキュア 牝7 【瞬1平2消2】
父:パラダイスクリーク
2010/11/17 抹消

・デビューから3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制覇。新馬戦が5番人気、2戦目も5番人気、阪神JFは8番人気での勝利だった。

・しかし年明けはチューリップ賞を1番人気で4着、桜花賞も3番人気で8着。ここがダメならもう終わりと期待されたフローラSも1番人気で7着と敗れ、それ以降二桁人気、二桁着順が続くことになる。

・5歳になり、何の気まぐれか出走した2400mの長距離戦、2008日経新春杯で3着に好走。しかし特に話題になることもなく1年が過ぎる。

・ところがそれから1年後、2009日経新春杯を今度は逃げ切ってしまう。この馬の新馬勝ちは「△5△5△2」の消耗戦。2008日経新春杯も2008日経新春杯も、ともに「△3±0△8」 「△3±0△9」の消耗戦だった。

・長距離での消耗馬という特異なタイプ。自ら逃げてペースをつくり、後続に脚を使わせる、真の意味でのスタミナタイプか。

・2009エリザベス女王杯は2番手からの競馬だったが、持ち味を存分に生かす競馬でブエナビスタの追い込みをも封じ込めてみせた。

・長距離の消耗馬は逃げて活路を開くべき。

◎を打ったレース
なし

ベストパフォーマンス
2009エリザベス女王杯 2着
12.5-11.3-12.2-12.3-12.2-12.2-12.3-11.8-11.7-12.2-12.9
▼1△5△7

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 16:44

登録抹消馬 サイキョウワールド

サイキョウワールド 牡8 【瞬0平5消9】
父:パントレセレブル
2010/11/17 抹消

・2歳時から1200m戦を中心に使われるも、なかなか勝ち切れず、初勝利は年明けの5戦目。2勝目の500万下勝ちは14戦目、なんと古馬になってからだった。

・そこまでの成績は13戦【1-8-3-1】。唯一の着外もハナ差4着。逃げようが追い込もうが、常に好走。それでいて勝てないという不思議な馬。

・しかしそこから覚醒したか、主に消耗戦を6戦4勝で一気にオープン入り。その後はオープンでの勝ち鞍こそ得られなかったが、オープン特別での名脇役としてターフを賑わせた。

◎を打ったレース
2004 未勝利       1番人気 2着
2005 未勝利       1番人気 2着
2005 未勝利       1番人気 3着
2005 未勝利       1番人気 1着 単勝2.2倍
2005 500万下     1番人気 4着
2005 500万下     1番人気 2着
2005 500万下     2番人気 2着
2006 500万下     1番人気 1着 単勝2.1倍
2006 1000万下    1番人気 2着

ベストパフォーマンス
2006 1000万下 1着
12.5-10.9-11.4-11.8-11.8-12.3
△4±0△5

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 16:39

【東京スポーツ杯2歳S 回顧】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【東京スポーツ杯2歳S 回顧】

2010年11月20日

朝日FSの前哨戦というよりは来年の3歳クラシックに関しても注目のレース。
近年ではローズキングダム、ナカヤマフェスタがこのレースの勝ち馬となっていて敗退した馬でもドリームジャーニーやメイショウサムソンなどがいます。
今年のメンバーから来年活躍する馬が出てくるでしょうか。

1番人気:前走は未勝利戦ながらも圧勝だったスミヨンJ騎乗のサダムパテック
2番人気:ハーツクライ産駒にルメールJ騎乗のトーセンケイトゥー
3番人気:こちらもハーツクライ産駒に武豊J騎乗のリフトザウイングス
オッズ的には大混戦で血統や騎手で人気になっていた感じです。
13.0-11.5-11.7-12.1-11.8-12.0-11.8-11.5-11.9=1.47.3
(36.2-35.9-35.2) ▼2▼3△4 平坦戦

スタート良く飛び出したのはショウナンカンプ産駒のショウナンカライス。
内からマイネルラクリマが一旦出掛かったためショウナンカライスが気合いを付けてハナを奪います。
外からはアッパーイーストやビップセレブアイなども前掛かりで折り合い不安な馬が多い感じ。
テンの3Fは36.2秒とそれほど速くはない。
しかし、脚を緩めたい中盤に差し掛かるとビップセレブアイが先頭に立ちショウナンカライスも食い下がったためこの2頭が他馬を5〜6馬身ほど引き離しす流れになりました。
これによって中盤は35.9秒とかなり速い(過去10年で最速)

直線に入っての勝負になりますが中盤がこれだけ速いので案の定平坦戦となります。
▼2▼3という加速。
残り400m付近から3番手追走のマイネルラクリマが前の2頭をなんとか交わそうとしますがその外から全く違う脚色で抜け出した馬が...。
1番人気のサダムパテックでした。
先頭に立った後も脚色が鈍る気配はなく他馬を突き放し独走状態。
マイネルラクリマが何とか粘りきるかというところでしたが最後の最後でリフトザウイングスとフェイトフルウォーに交わされました。
2着リフトザウイングス、3着フェイトフルウォー、という結果でした。
このレースが平坦戦になったのも珍しいですし、前走未勝利戦の馬が勝ったのも珍しいケースです。
珍しいと言いながら勝ったサダムパテックが1番人気なのだから皆さん見る目がありますねぇ。

2歳馬の1800m戦で中盤がこれだけ速いというのはかなり評価出来るレースだったと思われます。
しかもその中で2着に3馬身1/2差を付けての圧勝となるとその価値は更にUP。
(スミヨンJ騎乗で差し引きゼロかもしれませんけど...)
来年のクラシックに主役候補の一頭になるでしょうが、問題は距離かもしれません。
フジキセキ産駒なのでやはり距離に関しては一抹の不安があります。
お母さんのサマーナイトシティは短距離ダートの馬ですし、サダムパテック自身500kg近くある大型馬です。
フジキセキ産駒で500kgを超える馬で長距離を勝ったのは新潟記念の勝ち馬ユメノシルシぐらいしか見当たらないのです。
とりあえずはきさらぎ賞に出走してきたら普通に有力でしょう。

2着のリフトザウイングスは母父がCozzeneなので長くいい脚が使えるタイプかと思います。
新馬戦では▼6▼10の大きな加速が生じた瞬発戦で4着に敗退しています。
どちらかといえば平坦戦狙いの馬という印象です。
但し、その新馬戦は今回よりも馬体重が20kgも重くまだ体が緩かった可能性もあります。
ラジオNIKKEIに出走してくれば有力馬の一頭だとは思いますが今回後方のポジションだったのが気にかかります。

先行馬では4着のマイネルラクリマがなかなか評価できると思います。
新潟2歳Sの2着馬ですが瞬発戦よりも平坦戦という印象でチーフベアハート×サンデーサイレンスという配合で距離伸びてもOKでしょう。
皐月賞では穴っぽい存在になるかも。

1着 サダムパテック   瞬2 平0 消0
2着 リフトザウイングス 瞬1 平0 消0
3着 フェイトフルウォー 瞬1 平0 消0

(本命ドリパス)

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 20:10

東京スポーツ杯2歳S予想より、一部抜粋

競馬最強の法則WEB ラップギア 東京スポーツ杯2歳S予想より、一部抜粋

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(前略)

とは言え、この東京スポーツ杯2歳S勝ち馬は、過去10年で前走新馬勝ちだった馬が6頭。同じ条件で近隣の重賞を調べてみると…
デイリー杯2歳 2頭
京王杯2歳S  0頭
ファンタジーS 2頭
札幌2歳S   3頭
これらに比べて圧倒的に多いことが分かる。

余談になるが、それらのレースをデビュー2戦目で勝った馬は、ファストタテヤマ(2002菊花賞2着)、マルカシェンク、スイープトウショウ(2004オークス2着、秋華賞1着)、ラインクラフト(2005桜花賞、NHKマイルカップ1着、秋華賞2着)、ジャングルポケット(2001ダービー1着)、サクラプレジデント(2003皐月賞2着)とロジユニヴァース(2009ダービー1着)の7頭。なんと7頭中4頭が翌年のG1を勝ち、マルカシェンクを除く6頭がG1で連対している。

…ということは、今年新馬勝ち直後にデイリー杯2歳Sを勝ったレーヴディソールは、それに準ずる活躍が確約されているということか(!)。しかも牝馬の身で牡馬相手のデイリー杯2歳S勝ち。極めて価値が高い。

話を戻して東京スポーツ杯2歳S。このレースをデビュー2戦目で勝った馬は2001アドマイヤマックス、2003アドマイヤビッグ、2006フサイチホウオー、2007フサイチアソート、2008ナカヤマフェスタと2009ローズキングダムの6頭。

上記条件に比べると格段にアベレージが落ちてしまうが、近2年はナカヤマフェスタとローズキングダム。アドマイヤマックスは後に高松宮記念勝ち、フサイチホウオーは皐月賞3着。アドマイヤビッグはこのレースの後に長期休養で能力を失ってしまったのだか、このレースを2戦目で勝てる馬も、基本的にはG1級だと考ええても良さそうだ。

さて、今年の1戦1勝馬は(4)カインバティック、(6)フェイトフルウォー、(7)トーセンケイトゥー、(10)イイデタイガー、(11)アッパーイースト、(12)ダコール、(16)ビップセレブアイの7頭。この中に後のG1級はいるのだろうか。

(後略)

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追記。ファストタテヤマはまだ新馬戦に何度も出走できていた時代の新馬勝ちで、3戦1勝の新馬勝ちでした。よってこのグループからは除外。

あと、さすがに2戦2勝の朝日杯FS勝ち馬や阪神JF勝ち馬はいないけど、このグループに入れたいのがもう1頭。2000年、ラジオNIKKEI杯2歳S(当時ラジオたんぱ杯2歳S)勝ち馬のアグネスタキオンさん。しかもそれは下記ジャングルポケットを破っての1着。

■過去10年、2戦2勝で2歳秋の重賞を勝った馬 (東京スポーツ杯2歳Sを除く)
アグネスタキオン (2001皐月賞1着)
ジャングルポケット(2001ダービー1着)
サクラプレジデント(2003皐月賞2着)
スイープトウショウ(2004秋華賞1着)
ラインクラフト  (2005桜花賞、NHKマイルカップ1着)
マルカシェンク  ()
ロジユニヴァース (2009ダービー1着)
レーヴディソール (2011Coming Soon)

つまりこのグループは7頭中5頭が翌年のG1を勝ったスーパーエリート集団だということです。マルカシェンクも骨折がなければ皐月賞かダービーで2着ぐらいには来ていたのかも。 3戦目の京都2歳S で、後の皐月賞2着馬ドリームパスポートに勝っていますし。

さらに過去に遡ると、1999桜花賞馬プリモディーネ、1996皐月賞2着馬ロイヤルタッチもいました。なんという高確率!

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 21:58

3年連続3回目

先週 こんなこと を書いた途端、土曜日の福島1Rに新馬戦が!

この1R新馬戦ダート1700mも2008年、2009年、2010年と続いてて、3回福島9日の恒例行事になるようです。

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 20:13

火がついた! ライアン・ムーアの脅威

先週のエリザベス女王杯を勝った(6)スノーフェアリー、すごく評判が宜しいようですね。
単に強い弱いではなく、こんな馬が日本にいれば競馬人気も上がってくるという話も少なくないほどの盛り上がり方。すげーです。良いことです。

いやー、でもね、自分は逆に萎えちゃったんですよ。日本の競馬に失望したと言うか。日曜日午後からハズレ続けたせいもあるんだろうけど、エリザベス女王杯終了直後から60時間は競馬のことなんか考えたくもないような状態に陥ってしまいました。

外国馬はハナから 「いないもの」 と考えているので、それはそれでいいとして、問題は騎乗したライアン・ムーアのほう。もちろんスノーフェアリーも凄いんだろうけど、騎手がライアン・ムーアだったからって部分も結構あるのではなかろうか。世界No.1とか言われてる騎手でしょ? エリザベス女王杯でのスノーフェアリーに限らず、勝った3レースが3レースとも凄かったし。

たとえば土曜京都の2R、3〜4コーナーの中間で、自分が◎を打った(9)リアライズペガサスの横を、強引に仕掛けて上がっていく馬が1頭。チラッとオッズを見て、単勝30倍の馬かと確認。こんなの直線に入る前にバテるだろ…なんて思ってたら、何とその馬(14)マイネルガネーシャは、直線でさらに加速して2着に5馬身の差を付ける圧勝。ほー、これが噂のライアン・ムーア(27)でしたか。なるほどなるほど。

さらに1時間後の土曜京都4R、今度は(4)ラトルスネークという新馬が直線残り200mの辺り、先頭まで10馬身近く離れた位置から一気に差し切って5馬身差の圧勝。あれ? これもライアン・ムーアなの? VTRで確認してみると、直線向くまでは後方でリラックスした走りだったんだよね。それが突然尻に火が付いたように走り始めるんだから。魔法か? 本当に尻に火でもつけたんじゃなかろうか。

土曜京都4R 新馬戦
12.6-10.8-11.6-12.3-11.7-11.9-11.6
ラップギア▼6△2▼3
ラップタイムが変だ。明らかに変だ。


そして日曜日は、あのエリザベス女王杯(6)スノーフェアリー。これはもう説明不要でしょうけど、 「三冠牝馬の面目は保った」 と言われている(5)アパパネが、同じ位置からアッと言う間に7馬身離された衝撃のレース。

レースラップのラスト4ハロンが
「11.9-11.8-12.7-11.8」 (上がり3F36.3)
   これだから、逃げた(4)テイエムプリキュアは
「11.9-11.8-13.0-13.7」 (上がり3F38.5)

   で、(5)アパパネは
「11.9-11.6-11.5-12.0」 (上がり3F35.1)

   同位置にいた(6)スノーフェアリーは
「11.9-11.3-10.9-11.8」 (上がり3F34.0)
   ぐらいだったのではなかろうか。アパパネと比較してもクラスが2つ3つは違う。

エリザベス女王杯ラップタイム
12.7-11.2-12.3-12.3-11.6-12.1-12.1-11.9-11.8-12.7-11.8
ラップギア▼1△9▼9

このラップタイムなんて、 瞬発指数 を算出すると無茶苦茶なことになるんですよ。ちょっとあり得ない。3年ほど前、 単行本 『ラップギア』 のP168で瞬発指数の説明を書いた際、JRA最高のレース例としてクロフネのJCダートやディープインパクトの皐月賞、日本ダービーなどを挙げていたのですが、それらと同等以上。しかもそれが騎手の力で…と考えるとホントやるせない。

今まで自分が20年近く見てきた日本の競馬とは、一体何だったのか。そう思うと、もう茫然とするしかなかったね。各場12Rのこととか全然覚えてないし。

騎乗技術的なことはよく分からないのけど、ムーアの場合、馬にやる気を出させる騎手とでも言うのかな? ラトルスネークにしてもスノーフェアリーにしても、1頭だけ早送りの映像を見ているようだった。こんなん見たことないよ。

「馬7人3」 とか 「馬6人4」 って言われてるけど、そんなレベルじゃない。自分としては 「騎手は言うほど大差なし馬9.5人0.5」 ぐらいのスタンスだったのだが、ライアン・ムーアに限っては考えを改めるしかないね。こんな騎手、ホントにいたんだ。騎手ってここまで馬に影響を与えるものなのか。

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 14:38

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【武蔵野S 回顧】

2010年11月14日

先週のみやこSに続くJCDの前哨戦。
今年はなかなかのメンバーが揃いました。

1番人気:重賞&OPと連続圧勝中のケイアイガーベラ
2番人気:横山J復帰祝いなるかユノゾフィー
3番人気:鬼の末脚で4連勝中のシルクフォーチュン

12.3-11.5-12.1-12.3-12.6-12.0-11.8-12.0=1.36.6
(35.9-24.9-35.8) ▼6▼2△2 瞬発戦

メンバーが揃ってはいたもののこれといった逃げ馬がいない。
好スタートを切ったのは4番人気のダノンカモンと7番人気のエーシンクールディ。
結局ハナに立ったのはエーシンクールディの方。
当然のようにスローペースでレースは進み「先行グループに何頭いるの?」というぐらい一団の競馬となりました。
テンの3Fは35.9秒と近年では最遅。
中盤も24.9秒でこちらも最遅。

テン〜中盤の遅さが分かる通りスローの瞬発戦となります。
こうなると前有利、内有利というのは明白。
4コーナーで後方にいた馬、もしくは外を回した馬というのはこの時点で勝ち負けには加われなかったでしょう。
直線に入って▼6▼2の加速でやはり瞬発力が重要のレースとなりました。
最初に出たのはダノンカモン、その外からブラボーデイジーも同様の脚色でグイと伸び2頭の叩き合いとなります。
しかし内から6番人気のグロリアスノアが残り300m付近からグイグイ伸びてあっという間に2頭を交わしてゴール。
ダノンカモンが叩き合いを制し2着、ブラボーデイジーが3着という結果でした。

1、2着馬に関してはスローの瞬発戦だったということでキャリアの上積みに関してはそれほど大きなものはなかったと思われます。
賞金を加算出来たのが一番の収穫でしょう。
JCDではスローペースというのは考えにくいのでこのレースはそれほど参考にはならないかも。
3着のブラボーデイジーはこれでダート戦の通算成績が1-0-1-1でめどが立ったのではないでしょうか。

ユノゾフィー、シルクフォーチュンは展開(位置取り)に負けた感じですね。
もう少し速く流れてくれないとどうしようもなかったかと思われます。
不可解だったのは1番人気のケイアイガーベラの惨敗。
3番手で先行していながら15着に惨敗というのはスタミナ不足が要因ではないと思います。
流れが遅かったことによる折り合いか体調面がイマイチだったか。
いっそのこと逃げれば良かったかもしれませんが、それは結果論。
逃げて潰れたら「スタミナにやや不安のある馬を逃がしてどうする」と叩かれるのがオチ。
この日は運がなかったということでしょう。

その他では初ダートのマルカシェンクが追い込んで上がり最速で5着。
毎回の出遅れが致命傷の馬ですがちょっと光明が見えたのではないでしょうか。
追い込みが決まる中山ダ12に出走してきたら出番があるかも。

1着 グロリアスノア  瞬2 平1 消2
2着 ダノンカモン   瞬3 平2 消1
3着 ブラボーデイジー 瞬3 平7 消0

(本命ドリパス)

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 20:06

早起き週間

ちょうど1年前、2009年の11月12日に こういった記事 を書いていたのだが、どうやら今年もそんなことになる模様。土日ともに1Rが500万下。3回福島の7日、8日、500万下が第1競走ってのは恒例行事になるのかな?

…でも実際のところ、ここ5年ぐらいは 「1Rが新馬戦」 のほうが珍しいんだよね。2004年までは全然普通にあったのに、2005年以降は5年間、1688回の第1競走で、新馬戦は3レースしかない。


 02:53

ディープインパクト対ブエナビスタ

ふと、2009年12月27日に こんな記事 を書いていたのを思い出した。ブエナビスタがデビューから10戦連続1番人気になりそうだって話。結局その有馬記念でも1番人気で、過去23年間で6頭目の記録になったワケだが、その後どうですかな?

その時作成した一覧表がコレ。

サツマドーヴィル  デビューから10戦連続1番人気、11戦目3番人気
クリスザブレイヴ  デビューから10戦連続1番人気、11戦目7番人気
ディープインパクト デビューから国内13戦連続1番人気で引退
オリジナルフェイト デビューから12戦連続1番人気、13戦目2番人気
ダイワディライト  デビューから13戦連続1番人気、継続中
ブエナビスタ    デビューから9戦連続1番人気、継続中

それが現在は、こうなっている。

サツマドーヴィル  デビューから10戦連続1番人気、11戦目3番人気
クリスザブレイヴ  デビューから10戦連続1番人気、11戦目7番人気
ディープインパクト デビューから国内13戦連続1番人気で引退
オリジナルフェイト デビューから12戦連続1番人気、13戦目2番人気
ダイワディライト  デビューから14戦連続1番人気、15戦目9番人気
ブエナビスタ    デビューから国内15戦連続1番人気、継続中


ダイワディライトとオリジナルフェイトの連続記録が12戦、14戦で途切れた現在、ブエナビスタの 「デビューから国内15戦連続1番人気」 を追随する馬はいない。それに近い現役馬は 「デビューから8戦連続1番人気」 の エリモアクアポリスオーシャンエイプス なのだが、共に9戦目で1番人気を逃している。

ついに来たか、ブエナビスタ。1986年以降最高の、デビュー以来15戦連続1番人気。
「デビューから13戦すべて単勝1.3倍以下」 のディープインパクトと並んで、隠れた大記録ではないかと。


 22:12

みやこS回顧

みやこS回顧

京都ダ1800m           瞬5平4消1
1着 2番人気  トランセンド    瞬3平4消0
―――――――――――――――――――――――――
2着 1番人気  キングスエンブレム 瞬5平1消0

12.1-11.0-12.6-12.4-12.5-12.4-12.0-12.1-12.7
レースレベルは、100点満点中 80点。

トランセンドの逃げは、キングスエンブレムが今までに経験したことのないペース。それに上手く対応できず、後方からの競馬になってしまった。要は完敗なのだが、この経験は無駄にはならない。次走トランセンドが同じようなペースで逃げるとすれば、その時はもっと上手く立ち振る舞って差し切れる可能性も高い。もっと速い流れ、たとえばトランセンドが逃げられないぐらいのペースになるようならまた話は違ってくるが。トランセンドは、もうずっと逃げ馬として生きてくことになるんだろうなー。


 10:03

アルゼンチン共和国杯回顧

アルゼンチン共和国杯回顧

東京芝2500m           瞬7平2消1
1着 1番人気  トーセンジョーダン 瞬5平2消0
2着 2番人気  ジャミール     瞬7平1消1

7.0-11.1-10.8-12.2-12.2-12.1-12.2-12.3-12.1-12.2-11.8-11.6-12.4
レースレベルは、100点満点中 95点。

勝ったトーセンジョーダンについて、ひと言だけ。面子的には決してハイレベルとは言えないレースだったが、レースレベルとしては上々。トーセンジョーダンは次走が有馬記念だとしても好走が期待できそうなぐらい。勝つまでは難しいけど、3着以内なら。


 22:48

【みやこS 回顧】(本命ドリパス)

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【みやこS 回顧】

2010年11月07日

今年から新設されたダート重賞ですが昨年までのトパーズSですね。
グレードと名前と開催時期が変更になっただけだと思います。
開催時期が早まったことでJCDへの間隔が中一週ではなく中三週になりました。
となればメンバーの質も向上する訳で今年に限らず来年以降もJCDへの重要なステップレースとなるでしょう。

1番人気:兄ヴァーミリアンに続くかキングスエンブレム
2番人気:勝ってJCDへ、トランセンド
3番人気:アンタレスSの勝ち馬ダイシンオレンジ
オッズ的には2強ですね。

12.1-11.0-12.6-12.4-12.5-12.4-12.0-12.1-12.7=1.49.8
(35.7-37.3-36.8) ▼4△1△6 平坦戦

逃げたのは積極果敢にトランセンド。
ドリームライナーなどもハナを窺う格好だったのでテンの2Fはやや速めだったが1コーナーに突入してトランセンドがハナを取り切ったことでペースは落ち着きます。
ということでテンの3Fは35.7秒と若干速い。
注目のキングスエンブレムは中団からやや後方の内ラチ沿いに位置し末脚に賭ける様子。
3番人気のダイシンオレンジは前から2〜3馬身後ろの先行策。

中盤の3Fは37.3秒で昨年のアドバンスウェイ(36.6秒)、一昨年のエスポワールシチー(36.5秒)に比べると遅いですがそれでもまずまずの一貫した流れ。
(ちなみに同舞台で行われるアンタレスSや平安Sの近年の平均は37.6秒ほど)

4コーナーに突入すると▼4の加速でスパート開始。
この加速で逃げていたトランセンドが2番手以降を突き放します。
キングスエンブレムは内で動けないので直線一気に賭けるため脚を溜めている状態。
ダイシンオレンジは直線に入ると外からアドマイヤスワットに交わされ脚が止まりそう。
残り300m付近でようやくキングスエンブレムが外に持ち出し逃げるトランセンドを捕らえに行きます。
しかし、1馬身ほど詰め寄ったところでゴール。
結局トランセンドの逃げ切り勝利となりました。
2着にはキングスエンブレム、3着には後方から上がり最速で突っ込んできた9番人気のサクラロミオ。

走破時計は昨年シルクメビウスが勝利したトパーズSには0.2秒及ばない数字ですがなかなかの好時計。
そのシルクメビウスは次走のJCDでも2着に突っ込む健闘をみせた訳ですがトパーズS出走時は斤量が55kg。
今回勝利したトランセンドは56kgで斤量差を考えればほぼ同じ価値といえるかもしれません。
但し、JCDでということになれば京都から阪神に舞台が替わるので最後の坂がどうかという点と逃げ先行馬という脚質でエスポワールシチーとガチンコ勝負しないといけないという点が課題になると思われます。
ラップギア的には【瞬3平5消0】で阪神コースには合いそうですが。
(ところでエスポ君はJCD出るのでしょうか?)

2着のキングスエンブレムは惜しくも届きませんでしたが今までで最も厳しい流れを経験できたのはプラス材料。
5歳馬ですがダート戦はまだ6戦で前進は可能でしょう。
ちょっと気になるのはレース後の福永Jのコメント
「道中砂を被って少し嫌がっていました」
というもの。
前進は可能だがその前進が次走かどうか。
あとは瞬発力を問われる展開になった方がベターかなと思います。

ダイシンオレンジは休養明けとはいえちょっと負け過ぎの感があります。
過去の成績からも京都>阪神というイメージなので本番は厳しいかも。

1着 トランセンド    瞬3 平4 消0
2着 キングスエンブレム 瞬5 平1 消0
3着 サクラロミオ    瞬1 平2 消2


(本命ドリパス)


 23:36

【2歳OP戦 回顧】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【2歳OP戦 回顧】

スワンSは岡村さんが回顧の記事をUPされていたので敢えて言うことはないかなと思いました。
1点追加するとすれば今年は時計の掛かる馬場ということもあって差し馬のワンツーとなりました。
例年はマイルCSとは直結しにくいレースですが今年の場合は軽視は禁物かもしれません。
特に追い込んで2着となったショウナンアルバは【瞬4平3消0】と適性もばっちり、気性的な問題でスプリント路線を使われてきた馬なので距離延長もOK(気性的問題がなければ)面白い存在かも。

今日は2歳のOP特別を2レース簡単回顧します。


【萩S】(京都芝18)

12.8-11.6-12.0-12.7-13.0-12.9-11.4-11.3-11.6=1.49.3
(36.4-38.6-34.3) ▼15▼1△3 瞬発戦

良馬場発表ですがかなり時計の掛かる馬場なので走破時計の遅さは特に気にする必要はないと思います。
中盤の3Fが38.6秒とかなり緩く上がり特化の瞬発戦となりました。
おかげで▼15とかなり大きな加速が生じたレースになった訳ですが新馬戦でも▼8▼14△11というラップギアで快勝していたショウナンマイティが連勝というのも納得の内容です。
前有利の展開を差し切ったショウナンマイティは瞬発力はかなりのものでしょう。
今後の課題はもちろん平坦適性というか中盤速くなった場合に瞬発力が削がれないかどうか。


【いちょうS】(東京芝16)

12.7-11.5-12.8-12.9-12.6-11.2-11.1-11.5=1.36.3
(37.0-25.5-33.8) ▼14▼1△4 瞬発戦

このレースもスローからの瞬発戦。
2番手追走から上がり最速で勝利したのがロビンフット。
既にキャリア6戦を消化しており【瞬3平2消0】という成績の持ち主。
先行力と瞬発力がある馬で今後も買える馬という印象です。
父ゼンノエルシド、過密ローテ、という2点からすれば勝ってもあまり人気になりにくい馬でしょう。
しかし、馬体重がデビュー戦から24kg増えての勝利ですからまだまだ行けるのではないでしょうか。
過密ローテなのが確かに気になりますが朝日杯FSの穴馬になりそうな予感がします。

(本命ドリパス)



 10:28

ブレイクランアウトェ…

ブレイクランアウトが引退。今後は種牡馬となる予定とのこと。次走狙いたかったのに。
JRA発表


 21:24

スワンS 予想全文

競馬最強の法則WEB ラップギア スワンS 予想全文

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今年は14頭立てながら、重賞勝ち馬が11頭。重賞勝ちのない(3)マイネルフォーグと(14)ファリダットも2度ずつの重賞連対経験を持ち、実績的に見劣りするのはオープン連対なしの(13)ダノンムローのみ。実績馬同士のガチンコ勝負であり、しかも逃げ馬、追い込み馬それぞれに個性的なメンバーがそろった印象だ。勝敗を分かつのは、実績か勢いか、それとも距離への適性か?

実績と言えばG1馬の2頭。2008年の高松宮記念を勝った(9)ファイングレインと、2009年のNHKマイルカップを勝った(4)ジョーカプチーノ。違いは高松宮記念が1200mのG1であるのに対し、NHKマイルカップは1600mG1である点か。

しかしその(4)ジョーカプチーノ、どうやら人気が無さそうだ。解らないことはない。1年5ヶ月ぶりの長期休養明け、しかも長期休養に入る前のレースでは、不良馬場を超える極悪馬場を大暴走しての大惨敗。その前のNHKマイルカップ勝ちなど吹き飛んでしまうぐらいのイメージの悪さだろう。

しかし、だからといって、それは(4)ジョーカプチーノが弱い、立て直せるはずがない、仕上がっていないと決めつける根拠にはならない。2009NHKマイルカップは10番人気での勝利でフロック視もされているが、その前にはG3を勝ってG2を3着、距離への対応、能力的にも上位のものを見せた上での、10番人気という人気がおかしかったのではないか。

まぁその2009NHKマイルカップは、別にハイペースでもないのにゲットフルマークスの大逃げ、結果的に前にいる馬だけで1、2、3着というヘンなレースだった。勝ったジョーカプチーノにしても例年のNHKマイルカップなら中団から抜け出し、3着前後が濃厚とも見える内容だったのだが、それならそれでもかまわない。そう仮定しても、それでも能力は一枚抜けていると見る。状態に関して特に悪い話は出ていないようなので、それなら臆すことは何もない。

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◎ジョーカプチーノはここも10番人気で3着。人によっては惜しくも何ともないと思われるかもしれないが、自分としては結構惜しかったと思う。ジョーカプチーノとしては4コーナー手前からアーリーロブストに並ばれる厳しい展開。

12.3-11.0-11.3-11.7-11.6-11.6-11.5
のラップタイムからジョーカプチーノが失速したわけではなく、一定のペースで逃げていたジョーカプチーノにアーリーロブストが無理に並びかけてきた形。その無理が祟ってアーリーロブストは直線大失速、それがなければジョーカプチーノは勝ち馬マルカフェニックスに対してもう少し抵抗できていたのでは?

いや、それでもラスト1ハロンは11秒5、着差は縮まっていても勝ち切るまでは難しかったか。レースレベルは100点満点中90点、勝ち馬のマルカフェニックスが強かった。デビュー以来32戦目にして、ベストパフォーマンスを大幅に更新したと断言できるぐらいに。

仮にアーリーロブストが競りかけていなければ、4コーナー手前11秒8で行けたと仮定して…
12.3-11.0-11.3-11.7-11.8-11.4-11.5
ジョーカプチーノがずっと先頭なら、こういう感じのラップタイムでマルカフェニックスと同タイムになる。うーん、それでもラスト1ハロン11秒5は難しいか。やっぱどう乗っても今回のマルカフェニックスには勝てなかったということだ。悔しいなぁ。


 04:16

先週の思い出

主なところで

土曜福島5R
キングシャーロット
(13)キングシャーロットは瞬発指数1位で単勝20.0倍。3連単は不買。

土曜福島12R
ヒカルプリンス
(7)ヒカルプリンス → (15)シルクナデシコ → (12)バンダムレクスで3連単180.8倍。

日曜東京6R
ルナロッソ
(2)ルナロッソ → (3)ノルマンディー → (8)ウルドサリエ3連単348.8倍。


しかし月曜の代替開催は◎が2着ばっか病にかかって消化不良。クビ差2着、アタマ差2着、どれか1頭、ほんの0.05秒でも速くゴールしてくれれば良かったのに。やっぱり終り良ければすべて良しとかってコトバがあるように、土日良くても最終日がサッパリだと意気は上がらないすねー。


 19:45

天皇賞(秋) 予想全文

競馬最強の法則WEB ラップギア 天皇賞(秋) 予想全文

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現役最強の称号を、今回こそは手に入れたい(2)ブエナビスタ。この1年間、現役最強に最も近い位置にいながらも、いまだにその称号を得られていない。原因は有馬記念と宝塚記念の惜敗か。昨夏ヤマニンキングリーを捉えきれなかった札幌記念も含め、古馬の牡馬とはどうも相性が悪いのだ。

自分としても、オークス後の◎を打ったのはエリザベス女王杯と京都記念、ヴィクトリアマイルの3レースだけ。秋華賞は平坦適性不足、札幌記念と有馬記念、宝塚記念は「古馬の牡馬を相手にはまだ力不足」という理由で◎を打たなかった。

それはそれで結果的には間違いではなかったような気もするのだが、今になって見てみると、この(2)ブエナビスタ、デビューからオークスまでの6戦はすべて瞬発戦への出走だった。その後、古馬初対戦となる札幌記念からの7戦(海外での1戦は除く)は、結果的にではあるがすべて平坦戦への出走だったということもありそう。

そして、そこから(2)ブエナビスタの苦悩が始まった。2着や3着ばかりで勝ちきれない。牝馬限定戦のみならず、有馬記念や宝塚記念でも1番人気に支持されているにも関わらず、それでも勝ちきれない。勝ったのはG2の京都記念と牝馬限定のヴィクトリアマイルの2レースだけ。

しかし今回はオークス以来久々に、瞬発戦が想定されるレース。コース適性値「瞬9平1消0」で、9割方瞬発戦が想定されるレースなのだ。この1年で平坦戦でも崩れない粘り強さ、(ウオッカのような)瞬発力オンリーの馬ではないというところも見せてくれた。オークス終了時「瞬5平0消0」だったラップギア適性値も、この1年で「瞬5平6消0」になってしまった。

そして、ここにきて初めて「古馬の牡馬を相手に」瞬発指数も1位。自分としては今回こそが初めて牡馬G1を勝てるチャンスという見解だが、ここは注文を付けず(2)ブエナビスタに◎を打てる。驚異の末脚を見せたあのオークス以来、久々に瞬発力を生かせる競馬になりそうだから。

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回顧

ご覧の通りのブエナビスタが、ほとんど追うところもなく圧勝。最終的な着差は2馬身差だが、大半の人は着差以上に強かったと感じているだろう。馬群から抜け出す時の速さ(瞬発力)が他と全然違ったから。でもでもそれってさ、前週 菊花賞でのビッグウィーク似たようなモノだったのではないかな? まわりに解りやすい比較対象がいなかっただけで。

とは言え、レースレベル自体は 「100点満点中 85点」 と評した菊花賞よりも高かったとは思う。ズバリ、100点のレースだったから。いやぁ、やっぱりオークス以来の瞬発戦、この流れになると強い強い。

あと、今回の2着追い込みで再び大注目されたであろうペルーサ。 「▼5▼4△6」 (ギリギリの) 瞬発質のレースで2着したとは言え、あの末脚は一瞬で抜け出す瞬発力ではなく、どう見ても持続力のある末脚。若葉S、青葉賞と同様に。

次走はジャパンカップを予定しているようだが、おそらくソコも瞬発戦になる可能性大。自分としては、この天皇賞(秋)の流れ 「▼5▼4△6」 で勝てなかったのなら、ジャパンカップを勝つのはもっと難しいはずだと認識させられるレース振りだった。

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それはさておき、ちょっと横柄かも知れないけど、レース回顧って大多数の人と同じ意見になるのなら、やる必要はないと思うんですよ。自分はそういう時は何も書かない。書いても意味ないし、書いてて面白くないから。 …そういうことで、重賞回顧の義務化は勘弁してくださいな。

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