December 2010

【2歳馬成績】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【2歳馬成績】

私からの記事は今年はこれが最後になります。
ありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いします。

最後なので回顧よりは統計的な内容がいいのかなと思いまして2歳馬のデータラップギアVer2.0を足したものにしました。

2歳馬の種牡馬別総合ランキングは以下の通りとなりました。
1位 ディープインパクト
2位 キングカメハメハ
3位 サクラバクシンオー
4位 フジキセキ
5位 アグネスタキオン
6位 マンハッタンカフェ
7位 ハーツクライ
8位 クロフネ
9位 ロックオブジブラルタル
10位 ネオユニヴァース

この中のいくつかのコースグループ別成績を調べます。
(岡村さんとはグループの分け方が若干違います)

【ディープインパクト】

瞬発 15-10-10-36 勝率 21.1% 連対率 35.2% 複勝率 49.3%
瞬平 11-13- 7-21 勝率 21.2% 連対率 46.2% 複勝率 59.6%
平坦 12- 6- 8-27 勝率 22.6% 連対率 34.0% 複勝率 49.1%
消平  1- 2- 0- 6 勝率 11.1% 連対率 33.3% 複勝率 33.3%
消耗  2- 0- 0- 0 勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%

代表産駒:リアルインパクト、リベルタス、ダノンバラード、ドナウブルー

【キングカメハメハ】

瞬発  5-3-5-41 勝率 9.3% 連対率14.8% 複勝率24.1%
瞬平  4-5-5-40 勝率 7.4% 連対率16.7% 複勝率25.9%
平坦 12-2-8-44 勝率18.2% 連対率21.2% 複勝率33.3%
消平  4-2-2- 9 勝率23.5% 連対率35.3% 複勝率47.1%
消耗  7-2-1-10 勝率35.0% 連対率45.0% 複勝率50.0%

代表産駒:ベルシャザール、アドマイヤセプター

【フジキセキ】

瞬発 6-2-4-13 勝率24.0% 連対率32.0% 複勝率48.0%
瞬平 2-2-1-20 勝率 8.0% 連対率16.0% 複勝率20.0%
平坦 7-8-2-22 勝率17.9% 連対率38.5% 複勝率43.6%
消平 5-1-2-13 勝率23.8% 連対率28.6% 複勝率38.1%
消耗 3-1-4-21 勝率10.3% 連対率13.8% 複勝率27.6%

代表産駒:サダムパテック

【アグネスタキオン】

瞬発 8-5-5-29 勝率17.0% 連対率27.7% 複勝率38.3%
瞬平 5-7-2-18 勝率15.6% 連対率37.5% 複勝率43.8%
平坦 5-6-4-20 勝率14.3% 連対率31.4% 複勝率42.9%
消平 1-0-1- 7 勝率11.1% 連対率11.1% 複勝率22.2%
消耗 2-0-1- 7 勝率20.0% 連対率20.0% 複勝率30.0%

代表産駒:レーヴディソール、ショウナンパルフェ

【ハーツクライ】

瞬発 3-4-2-28 勝率 8.1% 連対率18.9% 複勝率24.3%
瞬平 7-5-6-21 勝率17.9% 連対率30.8% 複勝率46.2%
平坦 5-8-6-18 勝率13.5% 連対率35.1% 複勝率51.4%
消平 1-2-1- 5 勝率11.1% 連対率33.3% 複勝率44.4%
消耗 2-1-0- 6 勝率22.2% 連対率33.3% 複勝率33.3%

代表産駒:リフトザウイングス、ウインバリアシオン

ディープインパクトは素晴らしいの一言。
これからは量よりも質が課題でしょう。
キングカメハメハはまずまずなのですが昨年に比べると予想外の苦戦。
瞬発コースの成績が低下なのが要因か。
単純にそこの席にディープ産駒、フジキセキ産駒が埋めた形でしょう。
フジキセキ、アグネスタキオンは大物感のある馬が出てきました。
こちらは楽しみでしょう。
ハーツクライは前回の記事にも書きましたが今のところ小回り内回りの方が得意という傾向です。

勝利数、勝率、連対率など総合的に判断して格コースグループにランクを付けてみました。

【瞬発コース】
S : ディープインパクト、フジキセキ
A : アグネスタキオン
B : ロックオブジブラルタル、ゼンノロブロイ、キングカメハメハ、ステイゴールド、マンハッタンカフェ

【瞬発平坦コース】
S : ディープインパクト
A : マンハッタンカフェ、ハーツクライ、アグネスタキオン、サクラバクシンオー
B : ネオユニヴァース、シンボリクリスエス、ロージズインメイ

【平坦戦コース】
S : ディープインパクト
A : キングカメハメハ、フジキセキ、ハーツクライ、アグネスタキオン
B : マンハッタンカフェ

【消耗平坦コース】
A : クロフネ、フジキセキ、タニノギムレット、キングカメハメハ
B : ゴールドアリュール、サクラバクシンオー、マンハッタンカフェ、ジャングルポケット

【消耗コース】
A : サクラバクシンオー、キングカメハメハ、ワイルドラッシュ
B : ロックオブジブラルタル、アドマイヤコジーン、サウスヴィグラス

3歳になってこの勢力図がどう変化していくのか、というのも楽しみの一つではないでしょうか。

(本命ドリパス)

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 19:16

2010/12/26小倉競馬、通常どおり開催のようです。

もちろん、中山競馬と阪神競馬も。


 06:54

有馬記念予想の途中経過

とりあえず、
http://blog.livedoor.jp/lapgear/archives/1401681.html
で ご紹介したラップギア Ver2.0(仮)の有馬記念のヤツを掲載しておきます。

01 ヴィクトワールピサ 【超0瞬6平0消0】
02 ネヴァブション   【超2瞬3平4消0】
03 フォゲッタブル   【超2瞬5平0消0】
04 トーセンジョーダン 【超2瞬4平2消0】
05 ルーラーシップ   【超5瞬2平0消0】
06 ローズキングダム  【超4瞬2平1消0】
07 ブエナビスタ    【超7瞬3平3消0】
08 メイショウベルーガ 【超1瞬5平1消2】
09 ダノンシャンティ  【超3瞬2平0消0】
10 エイシンフラッシュ 【超2瞬3平0消0】
11 トゥザグローリー  【超3瞬2平1消0】
12 ドリームジャーニー 【超1瞬6平5消0】
13 オウケンブルースリ 【超2瞬5平1消0】
14 ペルーサ      【超4瞬1平0消0】
15 レッドディザイア  【超3瞬2平1消0】
16 ジャミール     【超1瞬6平3消0】
有馬記念は 平 の項目を重視。

・一番強いのは分かり切っている(7)ブエナビスタだが、唯一にして最大の問題点は、やはり適性面。瞬発力が最大限に発揮できる東京芝2000mや東京芝2400mより、中山芝2500mが向いているはずがない。ラップギア Ver2.0(仮)で、それがハッキリと分かった。(7)ブエナビスタはこの秋2走で急に強くなったわけではない。強いのは昔っから。単に東京の瞬発コースが向くというだけだ。そして今回は再び不得意舞台へ。

・例えば2008年有馬記念14番人気2着のアドマイヤモナークは平坦コースグループで複勝率80%だった。2008年有馬記念10番人気3着、2009年有馬記念11番人気3着のエアシェイディも平坦コースグループで複勝率100%だった。

・今年それに該当する平坦巧者は、平坦コースグループで複勝率80%の(16)ジャミール。アドマイヤモナークやエアシェイディのようなステイヤー的追い込みが嵌まるとすれば、この馬かっ?!

・しかし本命は(16)ジャミールじゃあない。それよりもっとスゴイ馬がいらっしゃるのです。

ウマニティ にて 有馬記念 前々日 先行予想を掲載中。

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 22:23

ラップギア Ver2.0 のプロトタイプか?

ヤバイ、 これ チョー面白いですね。
徹夜で色々調べてしまいました。

例えば、ドリパスさんの分類とはちょっと違うけど、同じ瞬発系の馬でも
ウオッカ      【瞬13平2消0】→【超12瞬1平2消0】東京専用馬
ブエナビスタ    【瞬7平6消0】→【超7瞬3平3消0】東京専用?
ディープインパクト 【瞬10平2消0】→【超2瞬8平2消0】
ダイワスカーレット 【瞬9平3消0】→【超4瞬4平4消0】
ドリームジャーニー 【瞬10平2消0】→【超1瞬6平5消0】東京ダメ
マツリダゴッホ   【瞬8平3消1】→【超0瞬7平5消0】東京ダメ
…みたいな。

難点はラップタイムの出方が今とはかなり違った時代の馬、例に挙げるならオグリキャップなんかは
【瞬2平14消0】→【超7瞬5平4消0】
のような超瞬発馬に分類されてしまうところ。そういうところもあるのでまだ単体では難しいけれど、現行のラップギアと組み合わせれば超強力ですよ。

これで有馬記念的中がグッと近くなった!

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 10:14

有馬記念の一週前だった先週

先週は日曜9R以降◎がサッパリ来なくなり、11R愛知杯ではブロードストリートがハナ差負けると、最終の阪神12Rでは単勝1.6倍のアドマイヤショットさえ見せ場なく敗れる始末。序盤良くても終盤サッパリというのは結構ツライすね。そのまま3日ほど寝込んでいました。どこにも遊びになど行ってないのですよ?

ドリームセーリング
3連単 405.5倍
◎(12)ドリームセーリング → △(14)オールターゲット → ▲(3)サンライズウィル

ワンダーキラメキ
3連単 144.8倍
◎(4)ワンダーキラメキ → △(7)メイショウヴァルナ → ▲(14)スターリバイバル

スマートムービー
◎(4)スマートムービー
単勝23.2倍

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 22:59

【もう一つのラップギア】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【もう一つのラップギア】

ラップギアというのは馬の適性を数値化する。
それだけじゃないのですが簡単に言うとそんな感じになると思われます。
数値というのはかなり便利なものでその利点は「イメージを共有できること」なんだと思います。
「大きい」と言ってもその捉え方は様々ですが「1mぐらいの大きさ」と書けばほとんどの人が同じ大きさをイメージ出来ます。

今日紹介するのはラップギアのコース適性を使った馬の適性診断方法です。
そんな大した方法ではありませんが適性把握に一役買えるものだと思っています。
きっかけとなったのは「TARGET」に追加された「コースグループ」という機能です。
私の場合、各コースをラップギアのコース適性に沿ってグループ化しています。
瞬発戦の比重の高いコース(東京芝20や新潟芝16など)は「瞬発コース」
瞬発戦と平坦戦が両方高いコース(中山芝20や京都芝18など)は「瞬平コース」
とこんな感じです。
これでコースグループ別の成績を見てみるとその馬の適性がより詳しく分かるということです。
例を挙げてみましょう。

セイウンワンダー 【瞬5平0消0】
キャプテントゥーレ 【瞬5平0消0】

この2頭は見て分かる通り瞬発タイプの馬です。
これをコースグループ別に見てみると

セイウンワンダー

瞬発 3-1-1-2 勝率 42.9% 連対率 57.1% 複勝率 71.4%
瞬平 0-0-2-3 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 40.0%
万能 1-0-0-1 勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%

キャプテントゥーレ

瞬発 0-0-2-5 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 28.6%
瞬平 4-0-0-3 勝率 57.1% 連対率 57.1% 複勝率 57.1%
平坦 1-0-0-0 勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%
万能 0-0-1-0 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率100.0%

(万能は中山芝16=【瞬3平5消2】などの様なコース)

勝率などは無視してラップギア的に考えれば連対数で表記してもいいと思います。

セイウンワンダー  【瞬発4瞬平0平坦0平消0消耗0万能1】
キャプテントゥーレ 【瞬発0瞬平4平坦1平消0消耗0万能0】

セイウンワンダーは瞬発コースで瞬発戦になりやすいレースが得意というのが分かります。
キャプテントゥーレは平坦適性が問われやすいコースで尚且つ瞬発戦になりやすいレースが得意というのが分かります。

この2頭が秋の天皇賞(コースは【瞬9平1消0】)に出走してきたらセイウンワンダーの方が適性は高いと判断できます。
もちろん適性の高い馬が常に勝つと限らないのが競馬なので結果はやってみないと分かりませんけどね。
興味のある方は一度お試しあれ。

ちなみにTARGETを使わなくてもラップギアの本と各馬の全成績があれば上記の診断は出来ますがTARGETがあれば検索時間がかなり短縮できます。
(TARGETはフリーソフトですがJRA-VANに加入しないと使えません。月額1995円)

(本命ドリパス)



 15:20

阪神ジュベナイルフィリーズ回顧 レーヴディソールの視界はどれほど開けたか?

阪神ジュベナイルフィリーズ回顧 レーヴディソールの視界はどれほど開けたか?

阪神芝1600m           瞬8平2消0
1着 1番人気  レーヴディソール  瞬2平0消0
2着 4番人気  ホエールキャプチャ 瞬2平1消0

12.5-11.2-12.1-12.7-12.7-11.7-11.2-11.6
レースレベルは、100点満点中 75点。

1番人気、単勝1.6倍のレーヴディソールが危なげのないレースぶりで快勝。この人気から察するに、来年クラシックに向けて三冠級の期待がかかることになるだろう。唯一有力なライバルとされていたダンスファンタジアも9着に敗れ、例えばチューリップ賞なんかでよほど下手な競馬をしない限り、桜花賞でもオークスでも単勝1倍台になる可能性が高い。

ただ、こんなことを言うと何だが、この阪神ジュベナイルフィリーズのラップタイム自体はそんな大したものでもなかったと思う。阪神JFというレースに限るなら、2年前のブエナビスタのほうが二枚も三枚も上だったし、前年アパパネと比べてもちょっと厳しいぐらい。

ラップタイムを抜きにしても、言われるほど 「追ったところ無く」 でもないし、そんなに楽な競馬でもなかった。内容を言えば、むしろ2着ホエールキャプチャのほうが上だった可能性も。自分としてはまだ桜花賞、オークス確定の判は押せない。てゆうか現時点では◎を打たない可能性のほうが高いような気がする。

2番人気ダンスファンタジアはアレか? ファルブラヴ産駒にありがちな、手ごたえ十分に見えて実は追ってもそんなに伸びないタイプ? しかしこの馬にしても同日のエリカ賞1番人気7着アドマイヤセプター(正面スタンド前)にしてもそうだけど、道中引っ掛かっていたのは残念。

ダービー、オークス時期まではともかく、掛るような馬は古馬になると用無しになってしまう可能性が高いから。特に1600mでも引っ掛かってしまったダンスファンタジアは、もう1400mがギリギリか。

なお、3番人気で4着に敗れたアヴェンチュラはレース後 右前第3手根骨の剥離骨折が判明したとのこと。

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 11:18

中山ダート2500mのラップギア コース適性値

12/18(土)の中山7Rでダート2500mのレースが施行されるようです。この特殊コース、1986年以降では施行数4。

2009年12月12日 5回中山3日 500万下 ▼1△3△7 平坦戦
2008年12月13日 5回中山3日 500万下 ▼1▼1△7 平坦戦
2008年01月06日 1回中山2日 500万下 ±0△5△9 消耗戦
1986年12月20日 5回中山7日 900万下 △9△1△5 消耗戦

年1回、この時期の恒例になるんですかね。

JRA中山競馬場コース図

ご覧のように中山ダート2400mのスタート地点が100m下がっただけなので、ラップギアのコース適性値も 「瞬0平5消5」 の中山ダート2400mと似たようなものになるのではないかと思います。


 22:48

リトルアマポーラ JRA登録抹消

リトルアマポーラ 牝5 【瞬4平1消0】
父:アグネスタキオン
2010/12/10 抹消

・瞬発戦の新馬戦と萩Sを連勝し、3歳年明けの京成杯を牡馬相手に2番人気で4着。続く牝馬限定重賞クイーンSでは当然のように1番人気で勝ち、牝馬クラシックの主役級として期待される。

・しかし桜花賞は2番人気5着、オークスも1番人気で7着。

・秋の秋華賞も6着と敗れたが、次走古馬を相手に先行策でエリザベス女王杯を優勝。クラシックでは後方からの末脚勝負にこだわり過ぎていたということか?

・とは言え、その後も勝ちあぐねる。エリザベス女王杯以来1年ぶりの勝利は、速い流れを2番手で追走しての愛知杯勝ちだった。まったくリトルアマポーラらしくない競馬。個人的にはこのレースは7番人気2着のブラボーデイジーに◎を打っていただけに、特に印象に残っている。そして、それが最後の勝利となる。

・総括すると、長距離の瞬発戦で先行することが好走条件だったか? 牝馬限定の古馬長距離重賞はエリザベス女王杯だけ。牡馬重賞に数多く挑戦した割に、2100m以上のレースに1度も出走していない辺りが悔やまれるところ。

◎を打ったレース
2008 京成杯       2番人気 4着
2009 マーメイドS    2番人気 3着
2009 府中牝馬S     2番人気 5着
2010 マーメイドS    6番人気11着

ベストパフォーマンス
2008 エリザベス女王杯 1着
12.5-10.7-11.9-12.1-12.1-12.4-12.8-12.4-11.5-12.0-11.7
▼9△5▼3

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 16:07

フローテーション JRA登録抹消

フローテーション 牡5 【瞬5平0消0】
父:スペシャルウィーク
2010/12/10 抹消

・1800mの新馬戦と萩Sを連勝し、早々にクラシック路線に乗るも、2000mのラジオNIKKEI賞と2200mのすみれSでは良いところなく、スプリングSでは単勝37.3倍の11番人気になっていた。

・その1800mスプリングSで11番人気ながら鋭い末脚を見せて2着。

・しかし皐月賞、ダービーでは特に注目されることもなく、11番人気11着、15番人気8着。

・2400m神戸新聞杯でも14番人気12着と沈み、マイラーではないかと囁かれはじめたところでの3000m菊花賞挑戦だった。

・そして異例のハイペースとなった2008年菊花賞で、勝ち馬のオウケンブルースリとまったく違う競馬を見せ、末脚だけで2着。思えばここがターニングポイントだったか?

・続くステイヤーズSでは一転して逃げの競馬で2着。ステイヤーにしてはスピードが余る、よく分からない馬になってしまった。

・ハイライトは年明けの長距離線、2009年ダイヤモンドS。1番人気で大暴走、ゴール2000m以上も手前から全力疾走という失態を見せてしまった。
回顧記事

・そのレース後に左前脚の浅屈腱炎を発症し、1年10ヶ月にも及ぶ休養。

・1年10ヶ月の休養後、1800mの2010年鳴尾記念に出走。単なる脚ならしか、それとも長距離に見切りをつけての路線変更か? 単勝151.7倍の最低人気ではあったが、印を入れようか、実はかなり迷った。

・しかし鳴尾記念出走に再度屈腱炎の発症。今度は左前脚ではなく右前脚で、登録抹消ということになってしまった。

・綺麗な尾花栗毛の馬なので、誘導馬になれるように申請中とのこと。

◎を打ったレース
2009 ダイヤモンドS   1番人気12着

ベストパフォーマンス
2008 菊花賞 2着
12.9-12.2-11.0-11.7-11.0-12.2-13.9-13.8-13.5-13.3-12.9-12.0-11.5-12.1-11.7
▼5△6▼4

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 05:49

【中日新聞杯 回顧】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【中日新聞杯 回顧】

2010年12月11日

今年は小倉で行われた中日新聞杯。
トゥザグローリーなど例年よりもメンバーが揃った印象です。
その結果は如何に。

1番人気:池江厩舎最後の希望か、トゥザグローリー
2番人気:低迷が続く菊花賞3着馬ナムラクレセント
3番人気:THE堅実馬スリーオリオン
デムーロJ騎乗ということもありトゥザグローリーが抜けた人気でした。

12.1-11.1-11.4-13.4-12.8-12.1-11.9-11.5-11.3-11.1=1.58.7
(34.6-50.2-33.9) ▼4▼2▼2 平坦戦

小倉の芝2000mの重賞と言えば夏の小倉記念。
比較するとすればそのレースかなと思うので近年の小倉記念の平均ラップを見てみましょう。

34.62-48.06-35.42 =1.58.10 ▼2△1△2

中日新聞杯の走破時計は小倉記念の平均よりも0.6秒遅いものですが洋芝によるオーバーシード馬場なので時計が遅いのはむしろ当然。
逆に言えばオーバーシードでこの時計なら速いと言えるかもしれません。

今年の中日新聞杯の特徴は中盤の緩さと上がりの速さ。
特に1~2コーナーが13.4-12.8という流れでかなり緩いです。
向正面に入ってからのロングスパート戦で▼5以上の大きな加速こそない平坦戦ですが、ゴールに向かって加速し続けるラップで最速ラップがラスト1Fの11.1秒というのはかなりハイレベルだった内容だと思います。
重賞で▼4▼2▼2というラップギアはなかなかお目にかかれないものだと思います。
(1~2コーナーの緩みがあったとはいえ)

勝ったのは1番人気のトゥザグローリーですが、向正面から加速し続ける展開にも関わらず2コーナーでは10番手通過→3コーナーでは3番手通過と、どの馬よりも一番長く脚を使っています。
それでいて2着のコスモファントムに1馬身3/4差付けての圧勝は力が違うといった印象です。
今後も平坦戦のレースではかなりやれそうな気がします。
お母さんのトゥザヴィクトリーはラップギア【瞬5平3消1】ですが重賞だけに限定すれば【瞬2平3消1】となっていてどちらかといえば平坦巧者の馬でした。
GⅠ勝利となったエリ女も3着となったフェブラリーSや有馬記念も平坦戦でした。
有馬記念にも登録がありますが結構侮れない存在かも。

2着のコスモファントムは【瞬4平1消0】という成績でしたがラジオNIKKEI2歳Sでヴィクトワールピサのクビ差2着があるように小回り平坦コース向きの馬。
これぐらいやれても当然の馬だったように思います。
(というより前日では7倍前後で2~3番人気だったんですよね)
太宰Jの騎乗も上手かったと思います。

終わってみれば3頭しか出走していなかった3歳馬のワンツースリー。
今年の3歳馬は強い。
ラストの有馬記念でも3歳馬の躍進があるのでしょうか?

1着 トゥザグローリー 瞬3 平2 消0
2着 コスモファントム 瞬4 平1 消0
3着 ゲシュタルト   瞬2 平2 消1

(本命ドリパス)

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 21:22

3連単の狙い方

基本的には瞬発指数上位の馬。たとえばカペラS、13番人気2着のティアップワイルドにしたって、3番人気1着のセイクリムズンと並んで瞬発指数1位タイなんですよ。加えて各馬のラップギア考慮、そして多少の先行力重視。それだけです。簡単なことですよ。

まぁ、今まで要らない分として切り捨てていた、◎ではない瞬発指数上位の有効利用ですね。

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 07:21

カペラS、3連単2174倍の的中。

ゴールドバシリスク
(6)ゴールドバシリスク 単勝 10.9倍
3連単は1着、2着、4着

先週土日に続き、この土曜も不発=3連単も100倍以下のショボいところだけ。単勝6.1倍ボウシュウローズも、単勝7.4倍タカラサンデーも、上手く3連単に仕立ててあげられない。弱気にもなりかけていたのだが、自分を信じてて良かった。


マイネルグート
マイネルグート
(11)マイネルグート単勝 11.6倍
3連単 1611.7倍
◎(11)マイネルグート → △(18)セイカカリンバ → △(2)エーシングレーソロ
3連単20点で、ラッキーなことに最もオッズの高い目が来たのですよ。
エーシングレーソロ

エーシングレーソロ
3着エーシングレーソロはかなり際どかったが、ハナの穴1コだけ残ってくれた。本当にラッキーだ。


あと、ついでに1時間半後のG3カペラSでは
セイクリムズン
3連単 2174.9倍
◎(13)セイクリムズン → ▲(15)ティアップワイルド → △(7)エノク
ティアップワイルドに一旦差されたセイクリムズンが、よく差し返してくれた。

このカペラSなんかは、今までなら単勝4.4倍で完結していたものが、当社比約500倍の3連単2174倍に。2004年から今まで、みんなはこんなオイシいものを頂いていたのか! 単勝さえ当たれば、そのうち50%ぐらいの確率で3連単も当たるように設定しているので(的中率10%前後)、月イチでもこんな配当が出るならオイシすぎるのです。月イチでも十分なのに、1日2本も当たった日にゃ、私は一体どうなるんでしょうかねー。

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 07:56

今この状態なら、こんな妄想もできる

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3連単を買い始めてからの約3ヶ月で、近年の半年分以上稼げてしまいました。2004年から6年間、みんなはこんなオイシいものを頂いていたのか!

いやいやしかし、過去3ヶ月と同じように、今後も1ヶ月に2本ぐらいのペースで1000倍超の馬券がとれるようなら、それだけで収入が3~5倍になっちゃうような気がします。しかも4000倍とか6000倍のところも惜しいところは何度かあったので、そういうのもそのうちとれるでしょう。

もう1つ3連単の良いところは、単勝と違って10万単位で入れてもオッズにほとんど影響がなさそうなところ。なぜなら、3連単は単勝の10倍以上売れてるから。…ということは、今の10倍ほど張っても特に問題ないってこと。これはすげーことですよ。

単勝でもJRAならオッズは動かないだろうって? いやいや、個人でも余裕で動かせますよ。例えば12/12(日)小倉1Rのヤマニンパンケーキぐらいでいいかな。単勝67倍の馬だったのですが、確定した単勝票数は960票。つまり売り上げは全国で9万6000円ということです。

この馬の単勝を10万買うと単勝票数は1960票になり、多分オッズは30倍ぐらいになりますね。67倍が30倍ですよ。もし当たっても半額以下になるんですよ。払い戻し670万を期待して買ったのに300万しか払い戻してくれないんですよ。残りの370万はどこに消えるの? しかも金額が大きくなればなるほど消える額がデカい。そんなん考えるとやってらんねーって話にもなりますよね。

昔、PATで(当時PAT1レース上限の)単勝30万ずつ買ってたときにコレを痛感しました。

しかし例のヤマニンパンケーキの3連単売り上げが96万だとすると、点数が分散していれば、そこに10万入れてもあまり影響ないっぽい。9.6万に対する10万と、96万に対する10万は全然違いますから。

まー実際はまだまだ検証が必要だし、たまたまラッキーが3ヶ月ほど続いてるだけかも知れないけど、浮かれていられるうちに浮かれておこうかと。とにかく今は来年のことを考えると楽しみで仕方がありません。5倍の10倍って何倍になるんだ? やっべ、大きすぎて計算できねーや(笑) 岩瀬とか超えちゃったらどうしよう…なんてなー。

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 07:55

誰も知らなかった、強い馬の見分け方

11月20日にタガノロックオンという馬が、単勝10番人気(110.0倍)で勝利した。このタガノロックオンは前走除外馬。そう言えばもう2年近くも前になるのだが、 2009年2月4日(水) に 「前走除外馬は積極的に買い」 みたいな 記事 を書いてたな…と思い出した。

ところがその110倍からわずか3週間後、今度は12月11日にオウロプレット除外明け単勝15番人気(187.8倍)での勝利。なぜ思い出したら買っておかなかったのか。ストロングバサラとかに◎を打ってる場合じゃなかったのだ。

20101120 タガノロックオン 500万円以下
20101211 オウロプレット 北総S

先の記事 を書いてから約2年、前走除外馬の成績は
119戦【13-6-6-97】勝率11%、単勝回収率351%となっていた。

単勝110倍と187倍の馬が勝ったので単勝回収率が跳ね上がるのは当然なのだが、恐ろしいのは110倍タガノロックオンと187倍オウロプレットを除いても単勝回収率は余裕で100%を超えているという点。

ちなみに 「競走除外」 と似たようなモノに 「出走取消」 というモノがあるのだが、同期間中前走出走取消の馬は
181戦【13-13-18-137】勝率7%、単勝回収率56%。

なぜだろう? ここまで差が出るのなら、これはもう考えてみるしかない。

・出走取消とは、装鞍所に入る前に出走を取りやめること。
・競走除外とは、装鞍所に入った後に出走を取りやめること。

つまり、ゲート入り前に暴れて怪我したり、ゲートにどうしても入らない馬は出走取消ではなく競走除外になる。返し馬で放馬した馬もソレ。つまり、そういう気性の荒い馬は元々他の競走馬より走る資質があるということではないだろうか?

サンデーサイレンス産駒に代表されるように、気性の荒い馬は全体的に走る傾向にある。一応の辻褄は合う。そういった可能性のある馬が、不当に人気を落とすシチュエーション、それこそが 「除外明け」ということか 。これなら 「前走失格および降着馬」 の成績が良いことの説明も付く。理由付けができたからには、今度こそ積極的に狙いたい。忘れないように、ここに記す。

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 19:14

プレミアムボックス JRA登録抹消

プレミアムボックス 牡7 【瞬0平5消4】
父:アドマイヤベガ
2010/12/8 抹消

・8勝すべてが1200m以下という、生粋のスプリンター。しかし、1400m以上にはほとんど出走しなかったため、実際のところそれが本当かどうかは分からない。

・と言うのも「瞬0平5消4」のラップギア適性値から距離をこなせる下地はあるし、実際に数少ない1400mの出走の中で、重賞2着の実績がある(2009阪神カップ)。

・オープンまで駆け上がってきたスプリンターとしては珍しく、スピード任せではなく、差して勝ち上がってきた。

・オープン入り後はそれがさらに顕著となり、キャリアの後半はほぼ間違いなく、頑ななまでに最後方からの競馬。最後方から最速で上がってくる馬として定着していた。

・一芸に秀でるという意味では、その極端な競馬が功を奏したか? 要は展開が嵌るか嵌らないかで、最終的に重賞3勝は十分な成績だろう。

◎を打ったレース
2006 未勝利       1番人気 1着 単勝 2.1倍
2007 1000万下    1番人気 1着 単勝 1.7倍
2007 1000万下    1番人気 1着 単勝 2.5倍
基本的に1200mで追い込み馬に◎を打つことはないので、2008年のオープン入り後はすっかり疎遠になってしまった。

ベストパフォーマンス
2008 オーシャンS 1着
12.0-11.0-11.1-11.4-11.2-12.2
△3▼2△10

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 05:43

ワイルドシャウト JRA登録抹消

ワイルドシャウト 牡9  【瞬0平7消9】
父:Rahy
2010/12/1 抹消

・ダートでのデビューから2着、2着、1着。順風満帆のスタートに見えたが、その後もダートでは2着が多い馬だった。

・それでも着実に3勝を挙げ、ダート13戦で準オープンに昇格。

・しかし準オープン昇格直後、突然芝路線に転向。血統的にはダートならではの馬のようにも見えたのだが、5歳になり、降級した1000万下から突如芝1200mを4連勝でオープン勝ち。

・4連勝後の重賞挑戦2006CBC賞でも2着に入り、短距離芝重賞で主役級の活躍も期待された。しかしそのCBC賞から13ヶ月の休養に入ることに。

・13ヶ月の休養直後にも2007函館SS4着、2007キーンランドC3着など好走を繰り返すが、勝ち切るまでには至らず。

・結局先手がとれるかどうかが好走の鍵だったが、年齢とともにダッシュがつかなくなってしまった。最後に先手が取れた(逃げた)のは2006年の5歳時、準オープン勝ちのレース。オープンでは1度も逃げることができなかった。

・2006年のオープン入りまではかなり贔屓にしていた馬だったと、いま思い出した。

◎を打ったレース
2003 未勝利       1番人気 1着 単勝 1.4倍
2004 500万下     1番人気 1着 単勝 1.9倍
2006 1000万下    3番人気 1着 単勝 7.0倍
2006 1000万下    3番人気 1着 単勝 5.7倍
2006 1600万下    1番人気 1着 単勝 3.8倍
2006 CBC賞      2番人気 2着
2007 尾張S       5番人気 9着
2008 淀短距離S     6番人気 6着
2008 バーデンバーデンC 4番人気 3着

ベストパフォーマンス
2007 キーンランドC 3着
12.0-10.7-11.2-11.3-11.4-12.0
△1△1△6

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 19:35

ジャパンカップダート2010回顧 ぼくとトランセンドの深刻な相性問題

ジャパンカップダート2010回顧 ぼくとトランセンドの深刻な相性問題

阪神ダ1800m           瞬4平5消1
1着 1番人気  トランセンド    瞬3平5消0
2着 8番人気  グロリアスノア   瞬3平1消2
3着 11番人気  アドマイヤスバル  瞬1平9消2

12.5-10.7-12.7-12.0-12.1-12.3-12.0-11.8-12.8
レースレベルは、100点満点中 65点。

万全の態勢で4コーナーを回っても失速することがある馬、そんな1番人気に◎は打ちたくないとして、瞬発指数1位でも嫌ったトランセンドが勝利。いや、勝ちはしたものの、楽勝ペースで一杯一杯。同馬にしては凡走の部類に入るレースだったのではないかと思う。

でも今まで 「凡走でG1を勝てた馬は皐月賞でのアグネスタキオンだけ」 と言い張っていたのだが、もうそんなことは言えなくなってしまうのか? しかしこのトランセンドにしても、能力を出し切ったとも思えない。

2番人気5着のシルクメビウスは、こういう競馬しかできない馬の宿命。キングスエンブレムについては前走のペース経験が糧になるかと期待したのだが、逆にその流れのキツさを思い出してしまったか、勝負所からは馬が頑張ることをあきらめてしまったように見えた。

トランセンド自体は 高く評価している のだが、この馬とは本当に相性が悪い。◎を打つと惨敗、嫌ったときにばかり勝たれてしまう。確認してみると、トランセンドがダートで連対を外した3レースはすべて◎を打っていた。そういう相性の悪さを認識してしまうと、◎を打つのは躊躇してしまうね。しかも勝たれたりなんかすると余計に悔しい。

問題は、今回のG1勝率で今後ますますトランセンドが人気になるということだ。どうしよう。どうせ本命にすると来ないんだぜ、コイツ。

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 22:37

重賞を勝つような馬と未勝利で終わるような馬が一緒に走るレース

そう、それが新馬戦。

例えば競馬なんかだとよく 「新馬戦は、重賞を勝つような馬と未勝利で終わるような馬が一緒に走るんだから簡単だ」 なんて話も出るんですけどね、アレってどうなんですかね?

まぁ概数で半数ぐらいのサラブレッドは未勝利で一生を終えるワケですし、1/4ぐらいのサラは1勝しただけでその後勝てずに引退みたいな感じなので、そりゃその中に重賞を勝つような馬が混じってれば、能力がまるで違うという話も理解できないではありません。

そんじゃいっちょ岡村が検証してみましょうか。

1986年以降、芝、ダートの重賞を勝った日本馬は延べ1230頭ぐらいだとします。正確なところまでは分からないけど、大体それぐらいです。

そのうち1番人気でデビューした馬は397頭 (32.3%)
    1番人気で勝った馬は237頭 (19.6%)

おやおや? 後に重賞を勝つような馬も、意外に人気になってないし、大して勝ててもいないような。

-----

第一 「重賞を勝つような馬」 なんてデピュー前に分かるんですかね? たまに単勝1.5倍とかの馬がいたりしますけど、ひょっとしてアレがソレだったり?

■デビュー戦で単勝1.5倍以下だった馬の最終クラス
未勝利          9.1%
500万下         26.5%
1000万下または1600万下 30.6%
オープン        33.8%

調べてみると、重賞勝ちどころか6割ほどは1000万下でアタマ打ち。いや、3頭に1頭がオープンに出世しているのは、それはそれで凄いことだけど。

それに、重賞勝ち馬の8割は未勝利戦にも出走している計算になるのだから、新馬戦が簡単だと言うなら未勝利や500万下だって簡単なはずですね。そもそも 「後に重賞を勝つような馬」 の約6割はデビュー戦を勝てていないんだから、この説の信憑性は薄いと思うんですよ。

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オマケ
G1馬のデビュー戦列伝

・1992、1993の安田記念や1993天皇賞(秋)を勝ったヤマニンゼファーは12番人気、単勝69.1倍でのデビューだった。

・2008ジャパンカップを勝ったスクリーンヒーローは13番人気、単勝239.3倍でのデビューだった。

・1991有馬記念勝ち馬のダイユウサクはデビュー戦10番人気、単勝56.1倍で13.0秒差のタイムオーバー。2戦目も13番人気、単勝81.3倍で7.3秒負けのタイムオーバー。


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 04:16

シルクネクサス JRA登録抹消

シルクネクサス 牡8 【瞬5平3消3】
父:グラスワンダー
2010/12/1 抹消

・デビュー戦から芝、ダートを含め試行錯誤しながら使われていたようだが、初勝利は6戦目。しかも初戦、2戦目とまったく通用していなかった芝1600mの距離で、好時計6馬身差圧勝という内容だった。この辺りからもムラ馬の片鱗が伺える。

・3歳春にはオープン特別のベンジャミンS快勝も、大して注目はされずダービーは17番人気12着。

・そのまま賞金加算できず、4歳夏に1000万下まで降級。しかしさすがに2クラス落ちると力の違い、5戦2勝で早々にオープン馬に復帰。

・その後はオープン特別2勝も含め、AJCC3着、オールカマー2着など、随所に存在感を見せ、重賞勝ちも期待された。

・しかしそんな折、故障で2年間にも及ぶ長期休養に入ることになる。

・6歳馬が8歳になった2010年夏、2年ぶりに復帰したが6走して復活の兆しは見えず。オープン特別では別定で60kgを背負って出走していた。

◎を打ったレース
2004 500万下     1番人気 1着 単勝 3.6倍
2005 シンザン記念    7番人気10着
2007 巴賞        3番人気 1着 単勝 6.0倍
2008 アメリカJCC   5番人気 8着
2008 新潟大賞典     5番人気 4着

ベストパフォーマンス
2007 オールカマー 2着
12.6-11.5-12.4-12.3-12.2-12.6-11.8-11.8-11.3-11.4-12.6
▼5△1△12

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 19:47

不発弾多数

先週 「3連単ならではの狙い方が、分かってきた」 …なんて書いた途端、この体たらく。

ニイハオジュウクン
3連単 327.2倍。
◎(12)ニイハオジュウクン → ▲(14)ハーイスマイル → △(13)ビットプレスト

タガノジンガロ
3連単 102.4倍。
◎(15)タガノジンガロ → △(5)ディアトウシロウ → △(4)エクセルフラッグ

どちらも◎は1番人気。

ディアブラーダとかクレバートウショウとかワンズガーホッドとかレイナカスターニャとかヒットジャポットとかサリエルとかトウショウロジックとか、3番人気以下の◎の仔たちが頑張って勝ってくれたのに、うまく3連単にしてあげられなくて申し訳ないのですよ。

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 08:24

メイショウレガーロ JRA登録抹消

メイショウレガーロ 牡6 【瞬7平0消0】
父:マンハッタンカフェ
2010/11/28 抹消

・2歳晩夏の札幌で未勝利勝ち。年明けには4戦4連対で京成杯2着馬となり、クラシック路線に乗った。しかし弥生賞4着で人気を落とし、皐月賞では11番人気に(5着)。

・クラシック王道路線は断念してトライアル路線に回るも、そこでも3~6着が続き、2歳時以来の3勝目は4歳夏の函館、降級した1000万下のレースだった。

・1000万下を勝つやいなや、再び函館記念と札幌記念の重賞路線に挑戦するが、その札幌記念でも5着。通用しそうな素振りは見せるのだが、勝ち負けにまではならない。

・次の活躍はさらに1年後の5歳夏。函館記念、札幌記念連続3着。そして1年骨折休養を挟んでの巴賞2着。いよいよオープン、重賞勝ちに手が届き始めた折、靭帯を断裂してしまった。

・重賞未勝利であり、重賞5着以内が8回。思えば「瞬7平0消0」の瞬発特化型の割に、良績が夏の函館と札幌に集中。平坦コースでは稀な瞬発力勝負になった時にしか全能力を発揮できなかったのが悔やまれる。

◎を打ったレース
2006 未勝利       1番人気 1着 単勝 1.7倍
2007 京成杯       1番人気 2着
2008 1600万下    2番人気 4着
2009 新潟記念      12番人気 3着

ベストパフォーマンス
2008 1600万下 1着
13.0-12.6-12.4-12.0-11.5-12.2-12.1-11.2-12.3
▼1▼9△11

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 20:45

【2歳馬データ ハーツクライ】

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【2歳馬データ ハーツクライ】(本命ドリパス)

今日は前回のディープインパクトに引き続き5位のハーツクライに関してです。
(集計は2010.11.28までの成績)

【ラップギア別成績】

瞬発戦 8-8-7-37 勝率13.3% 連対率26.7% 複勝率38.3%
平坦戦 2-6-4-10 勝率 9.1% 連対率36.4% 複勝率54.5%
消耗戦 4-0-0- 4 勝率50.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%

明らかにディープとは違う傾向ですね。
平坦戦の勝率が悪いですが連対率や複勝率を見る限り
「瞬発戦<平坦戦&消耗戦」
という成績になっています。
ハーツクライ自身のベストパフォーマンスは国内では△1△1△4の消耗戦となったJCだったと思います。
ハナ差で2着となったのですが走破時計は2.22.1というレコードレース。
ダービー2着時も超ハイペースによるダービーレコードでしたし、この馬がGⅠ馬に登り詰めた最大の要因は底力だったと思います。
産駒にもその傾向は伝わっているということなのでしょう。
1200m以下のスプリント戦の成績が
4-2-2-4 勝率33.3% 連対率50.0% 複勝率66.7%
とかなり良い成績を収めています。
これは距離適性というよりも平坦戦消耗戦適性の高さから来るものなのでしょう。

あと、ハーツクライ産駒はコースで差があります。
場所別の成績は以下の通り。

【場所別成績】(中央4場所限定)

東京 0-3-2-17 勝率 0.0% 連対率13.6% 複勝率22.7%
中山 2-2-0- 3 勝率28.6% 連対率57.1% 複勝率57.1%
京都 1-3-5-22 勝率 3.2% 連対率12.9% 複勝率29.0%
阪神 4-2-0- 2 勝率50.0% 連対率75.0% 複勝率87.5%

凄く分かりやすい傾向で東京京都<中山阪神という結果になっています。
平坦適性の高い小回りコースというのが狙い目と言えそうです。
ちなみに先週から小倉開催がスタートしてますが夏の小倉はかなり優秀で
4-2-1-1 勝率50.0% 連対率75.0% 複勝率87.5%
という成績でした。

血統的に見るとハーツクライは自身の母父にトニービンが入っているので東京京都に相性の良いトニービンの肌馬と配合出来ないということも上記の傾向に繋がっているかもしれません。
来週の朝日FSに登録のあるリフトザウイングスは数少ない東京コース連対経験馬ですが、この馬の母父はCozzene(グレイソヴリン系)となっていてこの手のアシストが必要なのかもしれません。
というよりも東京スポーツ杯2歳Sが平坦戦になったことの方が好走に繋がった可能性もありますね。
中山へのコース替わりはプラスかも。

(本命ドリパス)

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 09:17

鳴尾記念2010回顧 新味を見せたルーラーシップ

鳴尾記念2010回顧

阪神芝1800m           瞬9平1消0
1着 2番人気  ルーラーシップ   瞬4平0消0
―――――――――――――――――――――――――
2着 1番人気  ヒルノダムール   瞬2平3消0

12.5-11.0-11.6-11.7-11.7-11.6-11.4-11.3-12.1
レースレベルは、100点満点中 95点。

今まで経験したことないほど速い流れを無理なく先行し、そのまま押し切ったルーラーシップが文句なしの強さ。2着ヒルノダムール、3着リルダヴァルも含めて、かなりレベルの高いレースを見せた。4着シルポートも、このペースで粘れるなら復調気配? 適性面も含め、今後を占う上で非常に興味深いレースとなった。

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 01:23

ジャパンカップ2010回顧 ブエナビスタとウオッカの瞬発力

ジャパンカップ2010回顧

東京芝2400m           瞬8平2消0
2着 1番人気  ブエナビスタ    瞬6平6消0
1着 4番人気  ローズキングダム  瞬5平1消0
―――――――――――――――――――――――――
3着 8番人気  ヴィクトワールピサ 瞬3平3消0
4着 7番人気  ジャガーメイル   瞬4平6消0
5着 3番人気  ペルーサ      瞬3平2消0

12.8-11.7-11.9-12.3-12.0-12.7-12.9-12.0-12.2-11.2-11.3-11.9
レースレベルは、100点満点中 75点。

1、2着馬と3~5着馬の差は瞬発力の差か。ブエナビスタのラップギア適性値は「瞬6平6消0」だが、勝利時のほとんどは瞬発戦であり、平坦戦では2、3着ばかり。むしろ、決して得意ではないはずの平坦戦でこれだけの成績を残していることに脅威を感じる。

たとえばその瞬発力は前年のJC勝ち馬ウオッカと比べても測色のないレベル。いや、純粋な瞬発力だけなら若干ウオッカのほうが上か。ただ、道中息が入らないと極端に末脚を失くしていたウオッカと違い、ブエナビスタにはそれが無い。だから大敗もあったウオッカと違い、安定した成績を残せているのだろう。とは言え、それでも本質は持久力の馬ではなく瞬発力の馬であることは間違いない。

ペルーサに関しては天皇賞(秋)の時にも書いたのだが、瞬発力不足が明らか。瞬発力不足が最大の欠点なのに、それでも自信満々に瞬発力で勝負しようとしている。出遅れなきゃ前で競馬をするような馬でもないし、出遅れとかはほとんど関係ないと思う。

ただ、日本馬に限れば超豪華なメンバーで行われたジャパンカップだが、終わってみるとブエナビスタの降着を抜きにしても凡戦だったようにも思う。

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 23:56

【2歳馬データ ディープインパクト】(本命ドリパス)

人気競馬ブログ 『競馬』という名の推理小説 、本命ドリパスさんからの寄稿です。
ラップギアを介した競馬の見方、その参考になると思います。 (岡村)

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【2歳馬データ ディープインパクト】

今日は今年の2歳馬の成績です。
今年終了時よりも2歳GⅠが行われる前の今データを取っておいた方がいいかなと思うのでレース回顧は後回しにします。
(集計は2010.11.28までの成績)

【種牡馬別成績/芝】

ディープインパクト   32-22-18- 54 勝率25.4% 連対率42.9% 複勝率57.1%
キングカメハメハ    21- 9-18-100 勝率14.2% 連対率20.3% 複勝率32.4%
フジキセキ       15-11- 8- 51 勝率17.6% 連対率30.6% 複勝率40.0%
サクラバクシンオー   14-19-11- 61 勝率13.3% 連対率31.4% 複勝率41.9%
ハーツクライ      14-14-11- 49 勝率15.9% 連対率31.8% 複勝率44.3%
アグネスタキオン    11-16- 8- 49 勝率13.1% 連対率32.1% 複勝率41.7%
ネオユニヴァース    10-10- 8- 92 勝率 8.3% 連対率16.7% 複勝率23.3%
ステイゴールド     10- 9- 8- 68 勝率10.5% 連対率20.0% 複勝率28.4%
マンハッタンカフェ   10- 4- 6- 46 勝率15.2% 連対率21.2% 複勝率30.3%
ロックオブジブラルタル 8-11- 6- 61 勝率 9.3% 連対率22.1% 複勝率29.1%

おそらく繁殖牝馬のレベルが高いからなのでしょうがそれでもディープインパクト産駒の成績は優秀。
勝率25.4%という数字は抜けています。
芝のレースは先週までで315レース開催されていますが10回に1回はディープ産駒が勝利したということになっています。
今年の新種牡馬はディープの他にハーツクライとロックオブジブラルタルがランクイン。
今日は1位のディープに関してもう少し詳しく見てみたいと思います。

【ラップギア別成績】

瞬発戦 25-19-14-41 勝率25.3% 連対率44.4% 複勝率58.6%
平坦戦  7- 5- 4-17 勝率21.2% 連対率36.4% 複勝率48.5%
消耗戦  1- 0- 0- 1 勝率50.0% 連対率50.0% 複勝率50.0%

スプリント戦は6レース、ダート戦は8レースしか出走していないため消耗戦は僅か2レースのみの成績となっています。
瞬発戦でも平坦戦でもかなりの数字ですが瞬発戦での連対率44.4%はちょっと驚異的。
ディープといえばやはり「瞬発力」、産駒にもそれは伝わっているという証でしょう。

しかし、実はこのデータには偏りがあるのです。
それは...「性別」です。
牡馬と牝馬では差があります。

【牡馬 ラップギア別成績】

瞬発戦 20-15-7-22 勝率31.3% 連対率54.7% 複勝率65.6%
平坦戦  3- 3-4-10 勝率15.0% 連対率30.0% 複勝率50.0%
消耗戦  0- 0-0- 1 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%

【牝馬 ラップギア別成績】

瞬発戦 5-4-7-19 勝率 14.3% 連対率 25.7% 複勝率 45.7%
平坦戦 4-2-0- 7 勝率 30.8% 連対率 46.2% 複勝率 46.2%
消耗戦 1-0-0- 0 勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%

瞬発戦では牡馬、平坦戦&消耗戦では牝馬という傾向になっています。
サンプル数は多くないので今後もこの傾向が続くのかは不明ですがちょっと面白いデータですよね。
そしてもう1個。

【牡馬 体重別成績】

400~419kg 0-0-1- 1 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 50.0%
420~439kg 3-0-2- 1 勝率50.0% 連対率50.0% 複勝率 83.3%
440~459kg 5-5-1-14 勝率20.0% 連対率40.0% 複勝率 44.0%
460~479kg 6-7-1- 6 勝率30.0% 連対率65.0% 複勝率 70.0%
480~499kg 7-3-4-11 勝率28.0% 連対率40.0% 複勝率 56.0%
500~519kg 2-3-1- 0 勝率33.3% 連対率83.3% 複勝率100.0%
520~539kg 0-0-1- 0 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率100.0%

【牝馬 体重別成績】

400~419kg 1-1-0- 2 勝率25.0% 連対率 50.0% 複勝率 50.0%
420~439kg 6-1-3- 8 勝率33.3% 連対率 38.9% 複勝率 55.6%
440~459kg 3-3-4-13 勝率13.0% 連対率 26.1% 複勝率 43.5%
460~479kg 0-0-0- 3 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
480~499kg 0-1-0- 0 勝率 0.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%

ディープは450kgにも満たない小柄な馬体で産駒も小柄な馬が多いという記事を以前どこかで目にしました。
しかし、現在デビューした馬を見てみると小柄な馬が多いのは牝馬で牝馬に限定すれば440kg未満の馬の方が良い成績を収めています。
ところが牡馬に関してはそうとも言えず馬体の大きさに限らず全般に良い成績を収めています。
これがラップギア成績の差になっているのかどうかは定かではありませんが興味深い傾向であり今後も注目していきたいと思います。

・牡馬→瞬発戦、広いコースが狙い目
・牝馬→小柄な馬で平坦戦消耗戦、小回りコースが狙い目
とこんな感じか、これは偶然か?必然か?

(本命ドリパス)

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 08:20

カルナバリート JRA登録抹消

カルナバリート 牡7 【瞬1平4消2】
父:エルコンドルパサー
2010/11/25 抹消

・条件戦ではダート1400m~1800mを中心に使われて勝ち上がってきたのだが、オープン入り初戦で1200mのレースを勝ったのが仇となってしまったか。

・「瞬1平4消2」の平坦馬が(消耗度の激しい)ダート1200mを中心に使われることになり、その後2年間未勝利で引退することになってしまった。

◎を打ったレース
2008 1000万下    4番人気 1着 単勝 7.8倍

ベストパフォーマンス
2008 室町S 1着
12.2-10.6-11.0-11.6-11.8-12.9
△6△2△11

時節柄、短距離オープン馬の引退が多いですね。

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 01:36

登録抹消馬 スーパーホーネット

スーパーホーネット 牡7 【瞬7平7消0】
父:ロドリゴデトリアーノ
2010/11/25 抹消

・4戦2勝で臨んだ朝日杯フューチュリティS、5番人気で2着して頭角を現す。

・しかし年明けになると弥生賞を3番人気で5着、皐月賞も9番人気で10着。地味な血統ということもあって、ダービーの頃には18番人気。存在さえ忘れられていた(15着)。

・しかし3歳秋には距離を短縮して芝1800mのカシオペアS1着。ここから名マイラーとしての道が始まる。

・とは言え、それから1年はオープン特別は勝てるが重賞ではサッパリ。1年でオープン特別を4勝するも、重賞では2桁人気の2桁着順がディフォルトの馬だった。

・転機は「△1▼2△11」平坦戦のG2スワンS勝ち。続く「▼1▼2△6」平坦戦のマイルCSも2着し、その後は今までの成績が嘘のように、重賞でも勝てる馬に。

・結局G1は勝てなかったが、マイルG1で通算4度の2着。記憶に残る馬となった。

・しかしそれらよりも、逃げるウオッカを差し切った、毎日王冠2008のほうが印象としては強烈か?

・瞬発戦でも結果を残しているが、マイルCS、安田記念、3度の2着はいずれも平坦戦。瞬発力よりも持続力の馬だったように思う。

・今気づいたが、◎を打ったレースは全勝。この馬とは相性が良かったようだ。

◎を打ったレース
2005 500万下     1番人気 1着 単勝 2.5倍
2006 カシオペアS    6番人気 1着 単勝15.4倍
2007 都大路S      1番人気 1着 単勝 3.2倍
2009 マイラーズカップ  1番人気 1着 単勝 2.4倍

ベストパフォーマンス
2007 スワンS 1着
12.0-10.6-11.1-11.5-11.6-11.4-12.5
△1▼2△11

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 16:01

ジャパンカップ2010、ブエナビスタ降着についてのまとめ

ジャパンカップ2010 予想全文
ブエナビスタ降着
ジャパンカップ2010、ブエナビスタの降着に対して引き続き愚痴る。
JRAの失格、降着に関するデータ

これら一連の記事に対する決着。データ集計期間は1986.01.01~2010.12.01。


わかっている、こんなこと調べても無駄だって。でも止められないんだ。

・出走頭数は関係ない。
・距離も関係ない。
・枠番、馬番もほとんど関係ない。
・天候も関係ない。
・馬体重や斤量も関係ない。


全体平均が0.07%として

・芝はダートより若干失格、降着が出やすい。(0.09%対0.06%)
・逃げ、先行馬は差し馬よりも失格、降着になりやすい。(0.11%対0.05%)
・20年前に比べると、若干減少傾向。1990年前後は0.11%程度で推移していた。

■失格or降着の多い種牡馬、失格or降着になりにくい種牡馬
サンデーサイレンス 実数25 失格or降着率0.11%
トウシヨウボーイ  実数11 失格or降着率0.19%
サクラバクシンオー 実数11 失格or降着率0.10%
スペシャルウィーク 実数10 失格or降着率0.14%
フジキセキ     実数 9 失格or降着率0.08%
タマモクロス    実数 9 失格or降着率0.12%
ブライアンズタイム 実数 3 失格or降着率0.02%

■失格or降着の多い騎手、失格or降着になりにくい騎手
横山典弘 実数16 失格or降着率0.11%
江田照男 実数13 失格or降着率0.12%
田中勝春 実数11 失格or降着率0.08%
蛯名正義 実数11 失格or降着率0.07%
芹沢純一 実数10 失格or降着率0.12%
武豊   実数 9 失格or降着率0.06%
安田富男 実数 9 失格or降着率0.21%
藤田伸二 実数 3 失格or降着率0.02%

・重賞、特にG1は失格、降着が出やすい。(重賞=0.15%、G1=0.21%)
・外国人騎手は失格、降着になりやすい。(0.17%)

調べてもほとんど傾向らしきものが出ない中、ジャパンカップのブエナビスタに関しては
・G1
・外国人騎手
・単勝1.9倍の1番人気
・スペシャルウィーク産駒
・降着の前科あり

なるほど、こうやって見ると失格、降着になる要素が満載の馬だったようだ。これだけそろえば1%、100回に1回ぐらいは降着になってたかもね。要は強い馬(=瞬発力に優れた馬)ほど降着や失格になりやすいということ。イメージしていた通り。

納得したぜ!

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 00:21

逃げ続けたその先に、君は何を見るのか?

先週の京阪杯、エーシンダックマンの話。

「しかしこの馬デビュー以来ハナを譲ったことがないって凄いですよね。結構いるのかな。」 というメールを頂きました。


…たしかに。これほどの逃げ続けは、あまり見かけないような気がする。

そうなると調べずにはいられないのが岡村の性。 これ と同じような感じにまとめてみました。位置取りのデータなんかは各社微妙に違っているし、何をもって“逃げ”とするか判断が難しいので、参考程度に見といてください。

1986年以降、デビュー戦で逃げた馬は約6365頭。
デビューから2戦連続で逃げた馬は約1644頭。
デビューから3戦連続で逃げた馬は約599頭。
デビューから4戦連続で逃げた馬は約256頭。
デビューから5戦連続で逃げた馬は約115頭。
デビューから6戦連続で逃げた馬は約64頭。

一応のところ、JRA-VANの通過順データで1度も 「1」 以外の数字が付いていない馬のみを対象とすると、下記のようになります。

サクラフジオー   1989~1990 デビューから14戦連続逃げ。15戦目2番手。
カルストンライトオ 2000~2005 デビューから10戦連続逃げ。11戦目2番手。
タガノチャーリーズ 2001~2003 デビューから10戦連続逃げ。11戦目2番手。
バリオス      2003~2006 デビューから11戦連続逃げ。12戦目2番手。
エイシンシグマ   2003~2006 デビューから12戦連続逃げ。13戦目2番手。
インオラリオ    2008~   デビューから11戦連続逃げ。継続中。
エーシンダックマン 2009~   デビューから14戦連続逃げ。継続中。
コスモラピュタ   2009~   デビューから12戦連続逃げ。継続中。
※1986年デビュー馬~2010/12/1まで。
※エイシンシグマは11戦目、佐賀競馬での1戦も含む。


エーシンダックマン、実は先週の京阪杯でタイ記録を樹立していました! インオラリオとコスモラピュタも現役なので、エーシンダックマンと共に記録の更新が期待されるところですね。


4コーナーまで先頭だった馬ではなく、ゴールまで先頭だった馬となると、 オギティファニーヤマショウチドリ (アラブ種) のデビューから4戦連続逃げ切り勝ちが最高。逃げの一手で連勝を続けるのは、思いのほか難しいようです。

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 16:37

人生、それ自体が補正かもしれんけどね。

瞬発指数にしてもラップギアにしても、数値について補正的なものは一切ありません。いつの時代のどんな馬場でも同一の基準です。

馬場差とか何らかの補正が必要な理論って、補正が必要な時点で理論としては破綻してると思うんですよ。破綻しているものをその都度とりつくろって、それらしく見せているだけで。

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 15:55

JRAの失格、降着に関するデータ

ジャパンカップ2010、ブエナビスタの降着に対して引き続き愚痴る。 の続き。

そういうことで夜は続き、JRAの失格、降着に関するデータを集めていたのだが…

■人気馬ほど失格、降着になりやすい
1番人気   0.11%
2番人気   0.10%
3番人気   0.11%
4番人気   0.10%
5番人気   0.10%
6番人気   0.10%
7番人気   0.06%
8番人気   0.06%
9番人気   0.05%
10番人気   0.05%
11番人気   0.04%
12番人気   0.05%
13番人気   0.04%
14番人気   0.04%
15番人気   0.05%
16番人気以下 0.03%

■頭数は失格、降着にあまり関係ないらしい
8頭立て以下 0.09%
9頭立て   0.09%
10頭立て   0.06%
11頭立て   0.07%
12頭立て   0.07%
13頭立て   0.08%
14頭立て   0.07%
15頭立て   0.06%
16頭立て   0.08%
17頭立て   0.07%
18頭立て   0.09%

0.05%と0.10%の差なんて、ほとんど意味ないか。でも多頭数=失格、降着になりやすいわけではないと分かったのは収穫。

あと1つ。サンデーサイレンス産駒は現在までに延べ23085回出走し、失格or降着は25。失格、降着率0.11%。直線で左右の馬を豪快になぎ払ったオークス1996のノースサンデー、1998ダービー馬アドマイヤベガの新馬戦、京都大賞典2001でのステイゴールドなどいずれも印象深いのだが、意外と多くはなかった?

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 04:30

ジャパンカップ2010、ブエナビスタの降着に対して引き続き愚痴る。

2010.11.29の記事2010.11.28の記事 の続き。

瞬発力勝負は望むところで、能力的にも図抜けているのがブエナビスタ。しかし同馬は故障や降着の危険性が他馬より0.1%ほど高いので、狙いを下げて対抗にする。

こういう予想が出せれば正解だったというのか?


JRAの競馬で競走中止が発生する確率は、約0.32%。 313頭に1頭。
JRAの競馬で降着失格が発生する確率は、約0.07%。 1429頭に1頭。

ローズキングダム  競走中止確率0.43%  降着失格確率0.08%
ブエナビスタ    競走中止確率0.48%  降着失格確率0.19%
ヴィクトワールピサ 競走中止確率0.35%  降着失格確率0.17%

仮にこんな感じの数字が出せたとして、誰が幸せになれるのか?

競走中止や降着、失格の可能性は予想に組み込むべきなのだろうか?

このやるせなさはどこへ向かうべきなのか?

この夜はまだ終わらない。

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